【MUSIC LIFE CLUB】クラシックロック・ニュースVol.1

NEWS 2018 No.1 (2月14日発行)

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ミュージックライフ・クラブ第1号のニュースです。週2回、クラシック・ロックに特化したニュースをお届けします。どうぞお楽しみください。

■最新イベント情報

*クイーンのトリビュート・イベントで“ミュージックライフが見たクイーン展”が同時開催!当日は購入特典付&会場限定プライスで関連商品販売もあり!

来たる2月19日(月)、渋谷 duo MUSIC EXCHANGEにて開催されるトリビュート・ライブ&メモリアル・イベント“LEGEND OF ROCK~Tribute to Queen~”。当日は、日本屈指のトリビュート・バンドQUEER(クイアー)のライブをメインに会場内では“ミュージックライフが見たクイーン展”が同時開催されます。ミュージックライフとクイーンの濃い関係を辿ったスライド上映、直筆サインやパネル展示などが行われ、さらに、当日の会場限定で、数多くのクイーン関連商品が購入特典付きで特別価格で販売されます。前売り券は好評発売中!詳しくはこちら

■アーティスト・ニュース

レッド・ツェッペリン、50周年記念本の発売とCDリリース

レッド・ツェッペリンが、現在執筆中の50周年を記念した本の詳細を公表した。タイトルは『Led Zeppelin by Led Zeppelin』で、10月に英リール・アート・プレス社から368ページのハードカバーで出版される。ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズが著者のクレジットになっている。メンバーのコラボレーションによる初の写真付き公式本で、他に類のないバンドの音楽キャリアや、メンバー4人の公私にわたる写真が掲載されているとのこと。またJ・ペイジは、この50周年を記念する未発表曲をリリースすると昨年発表したが、それより前の3月23日に2003年発売のライヴ・アルバム『伝説のライヴ ― How The West Was Won』の最新リマスター・バージョンを5種類のフォーマットで発売する(日本はワーナーミュージックより同日発売)。同日にはバンドの全記録を克明に記した豪華本『レッド・ツェッペリン全活動記録 1968-2007』が日本発売される。また先月プラントは、今年の50周年を記念してペイジと再び共演するかどうかを訊かれた際「全くわからない」と答えたそう。現在進行形のソロ活動が順調なプラントらしいコメントだ。

ロジャー・ダルトリーがオーケストラとの《トミー・ツアー》を発表

ザ・フーのロック・オペラ『トミー』を各公演地の地元オーケストラとフルで演奏する<トミー・ツアー>が決まった。これは6月8日から7月9日まで全米各地で12公演が予定されている。ダルトリーは、自分のバックバンド(ザ・フーではない)だけでなく、アメリカのオーケストラをバックに『トミー』の楽曲を歌うのが楽しみだと述べている。また彼の自叙伝が今年の8月に出版される模様。なお1月24日にザ・フーの50周年記念日本盤CDシングル第4弾の5点がユニバーサルより発売になった。どれも当時のジャケットを忠実に再現した7インチ・サイズ仕様のシングルCD。もちろん完全限定生産なので急げ!
詳しくはこちら

ダリル・ホールいわく「マスコミの奴らはアホ!」

ホール&オーツは2014年にロックの殿堂入りを果たしたが、ダリル・ホールによると、H&Oに投票した同じ音楽ライターらが、過去にH&Oをやりこめようと、彼らをスケープゴートにしていたと、最近のインタビューで語った。それまでホールのパーソナリティやモチベーションをマスコミは勝手に作り上げていたが、ドキュメント番組『Live From Daryl’s House』がテレビで放送され、自宅で音楽と向き合う本来のホールの姿を見てから、マスコミの彼に対する態度が変わったと言う。

ストーンズの『ブルー&ロンサム』がグラミーの最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞を受賞

ローリング・ストーンズ『ブルー&ロンサム

70年代のソウル・ミュージック好きにも人気が高いブルーノ・マーズの6冠が話題の今年のグラミー賞。クラシック・ロック的にはやはりストーンズだろう。実はストーンズ、この受賞含めたった3回しかグラミーを受賞していない。授賞式は、夜のグラミー賞番組が放送される前にマディソン・スクエア・ガーデンのプレミア・セレモニーで行われ、グラミーのウェブサイトでストリーミング配信された。
その他の今年のグラミーでは最優秀ロック・ソング賞はフー・ファイターズの「Run」、最優秀ロック・アルバム賞はザ・ウォー・オン・ドラッグスの『ア・ディーパー・アンダスタンディング』が受賞。また、最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞は、ランディ・ニューマンの「Putin(プーチン)」(約9年ぶりの新作『Dark Matter』収録)が、最優秀ロック・パフォーマンス賞はレナード・コーエンの遺作『You Want It Darker』が、最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞はクラフトワーク『3-D The Catalogue』が受賞した。

レーナード・スキナードが最後となる解散ツアーを発表

メンバー数名を飛行機事故で亡くしながらここまで存続してきたレーナード・スキナードだが、今年の春と夏に予定されている解散ツアーを発表した。5月4日にフロリダ州のウェスト・パームビーチからスタートし、9月1日にアトランタのレイクウッドで終了する。ツアー中のステージには、バッド・カンパニー、マーシャル・タッカー・バンド、38スペシャル、チャーリー・ダニエルズ・バンド、ハンク・ウィリアムズ Jr.、キッド・ロックらがゲスト出演するが、どの公演にどのアーティストが出演するかは近々発表される。また、このツアーと併せシングル「The Last of the Street Survivors」が発売されるが、この曲の詳細も近日公開予定。

ムーディー・ブルースが『Days of Future Passed Live』のDVDとCDを発表

先日メンバーのレイ・トーマスが亡くなってしまったばかりのムーディー・ブルースだが、大ヒット曲「サテンの夜」を収めた伝説的アルバム『Days of Future Passed』(1967年)が昨年50周年を迎えたことを記念し、バンドはその記念ツアーで同作をフル・オーケストラと共にライヴ演奏していた。このカナダ〜トロントのソニー・センターで演奏した時の模様が、3月23日にDVD、ブルーレイ、そしてCDで発売される。DVDにはバンド・メンバーとの新たなインタビューも収録され、発売から数週間後となる4月14日には、ロックの殿堂入りも決まっている。

ジェフ・ベックとポール・ロジャースが、今夏の《スター・アライン・ツアー》を発表。ハートのアン・ウィルソンが前座

3人はお互いのファンで、ツアーは7月18日にユタ州のウェスト・ヴァレー・シティから始まり、8月26日にフロリダ州のタンパで最終日を迎える。ベックとロジャースは過去にも共演したことがあり、今年フリーが50周年を迎えるポール・ロジャースは、1993年のマディ・ウォーターズのトリビュート公演で「I Just Want to Make Love to You(邦題:恋をしようよ)」をカヴァーし、ベックがギターを演奏した。

ポール・サイモンが《さよなら公演》を発表

ポール・サイモンが7月15日にロンドンで行われるハイドパーク・フェスティバルでトリを務め、オープニングにはジェイムズ・テイラーとボニー・レイットが出演。このコンサートはサイモンの“さよなら公演”として宣伝されているが、これが彼の本当に最後の公演になるのか、イギリスでの最後の公演になるのか、サイモンから公のコメントはまだ出されていない。76歳になるサイモンは2年前、「自分の音楽活動が終焉に向かい、音楽業界が自分に関心を持てなくなった」と認めていた。

元ジューダス、現ジューダス、ギタリスト二人の最新事情

『Heavy Duty: Days and Nights in Judas Priest』は、マーク・エグリントンと共同執筆した自叙伝で、K.K.ダウニングがジューダス・プリーストと過ごしたショッキングで愉快な忘れられない日々を320ページにわたり綴っている(9月20日発売)。一方、現在もジューダスのギタリストであるグレン・ティプトン(70歳)は、パーキンソン病に罹っていることを公表した。引退はしないものの、3月7日発売の新作『ファイアーパワー』のワールドツアーには参加しないとのこと。

チャック・ベリーのドキュメンタリーと伝記映画が進行中

ドキュメンタリーの仮タイトルは『Chuck! The Documentary』で、ベテランのプロデューサー兼ディレクターのジョン・ブルーワーが手掛ける。伝記映画もチャックの妻テルメッタとの契約により展開中だが、映画監督やシナリオ作家に関してはまだ発表されていない。

ドキュメンタリー『The Beatles In India』が、年内に公開予定

1968年にビートルズがインドを巡礼した際のドキュメンタリーが『The Beatles in India』として今年公開される。ウェブサイト『Screen Daily』によると、めったに見られない映像やバンドに一歩踏み込んだインタビューを含め、この映画ではビートルズのインド訪問が、『ホワイト・アルバム』の創造的なプロセスにいかに影響したか、という部分に特に焦点を当てているそう。明確な公開日はまだ発表されていないが、秋頃には公開になりそうだ。

クインシー・ジョーンズ、世界を敵に回す!?

音楽業界で最高の音感の持ち主と言われるクインシー・ジョーンズが、実はビートルズのファンではないことが最近のインタビューで判明した。初めてビートルズの演奏を聴いた時の感想を、彼は次のように語っている。
「奴らは世界で最悪のミュージシャンだったよ。ポールなんて、俺が今まで聴いた中で最悪のベース・プレーヤーだったし、リンゴなんて話にもならないね」
またジョーンズは、1970年のリンゴのソロアルバム『センチメンタル・ジャーニー』に収録された「Love Is a Many Splendored Thing(慕情)」を編曲した時のエピソードを語った。
「ジョージ・マーティンとスタジオにいたんだけど、リンゴは4小節を手直しするのに3時間もかけて出来なかったんだ。それで、リンゴに1時間半くらい休憩するように言って、ジャズ・ドラマーのロニー・ヴェレルを呼んだら、ロニーは15分で終わらせたんだよ。戻ってきたリンゴがそれを聴いて、“うん、悪くないね”って言うから、俺は思わず、“そりゃ、お前がやったんじゃないからだよ!”って言っちまったよ」

モット・ザ・フープルが、今年の夏、5年ぶりに再結成

7月29日、30日に英国で開催されるフェス『Ramblin' Man Fair』のヘッドライナーにモット・ザ・フープルが予定され、イアン・ハンターがバンドの再結成に取り掛かっている。70年代にバンド・メンバーだったギタリストのアリエル・ベンダー(=ルーサー・グロヴナー)とキーボーディストでずっと日本で活動していたモーガン・フィッシャーが参加する。ミック・ラルフス(〜バッド・カンパニー)は脳卒中で2016年に倒れて以来闘病中のため、今回は不参加とのこと。

ジミ・ヘンドリックスのニュー・アルバムが3月に登場

なんとジミヘンのニュー・アルバム『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』が3月9日に発売される。これは1968年1月から1970年2月の間に行われたセッションから13曲が収録され、そのうち10曲が未発表曲とのこと。長年ジミヘンのプロデューサーとエンジニアを務めたエディ・クレイマーによると、ヘンドリックスは、後にバンド・オブ・ジプシーズを結成することになるベーシストのビリー・コックスとドラマーのバディ・マイルズと共に、非常に激しいプレイを展開しているとのこと。

ミスター・ビッグのパット・トーピーが死去

1988年から2002年、2009年から2014年の間、Mr. Bigのドラマーを務めたパット・トーピーが2月7日、64歳で亡くなった。死因は2014年に診断されたパーキンソン病の合併症とのこと。2014年以降はバンドのドラム・プロデューサーとして参加し、ツアーではバック・ヴォーカルとパーカッションを担当していた。

■おすすめイベント

*3月5日(月):東京・文京シビックホール 日本のメタル・ゴッドがHM/HRの歴史を語り尽くすトークイベント<伊藤政則の『遺言』Vol.10> 聞き手は広瀬和生(BURRN!編集長)

■アルバム発売情報

◎ロキシー・ミュージックのデビュー・アルバムが豪華版になって帰って来た!日本盤は3CD+DVDの4枚組の超豪華版(スーパー・デラックス)とCD2枚組(2CDデラックス)の2種類。詳しくはこちら

◎「ラヴィン・ユー」の大ヒットでおなじみのミニー・リパートン。同曲も含む代表作『パーフェクト・エンジェル』が11曲のボーナストラックを加えた2枚組デラックス・エディションで発売された。

◎こちらもお宝発掘。ボブ・マーリーの大名盤『ライヴ!』も、未発表音源やフル音源やフル・レングス・ヴァージョンを初収録した2枚組CDとして2月7日に日本盤がリリースされた。

◎世界で一番日本の人気が高いTOTO。『40トリップス・アラウンド・ザ・サン~グレイテスト・ヒッツ~』は新曲3曲を含む最新ベスト盤。アナログ2枚組は28日発売。

◎フリートウッド・マックの大ヒット作『ファンタスティック・マック』のエクスパンデッド・エディション(2CD)と2018リマスター・エディションが発売された。発売はワーナーミュージック。

◎ディープ・パープルにファンキーな要素を持ち込んだ男、グレン・ヒューズの1977年ソロ作がボーナス・ディスクを加えた豪華版で復活。『燃焼〜40周年記念デラックス・エディション(2CD)』。

◎ホール&オーツのジョン・オーツ、久々のソロ作『アーカンソー』 オーツ曰く「ブルーグラスに浸し、デルタ・ブルースで塩味をつけたディキシーランド音楽のようなものだね」 わからん。

◎リック・スプリングフィールド、約2年振りの新作は、シャープなブルース感覚を活かした『The Snake King』。

■書籍/雑誌発売情報

◎絶賛発売中
CROSSBEAT Special Edition U2
レインボー ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1976-1984
オールマン・ブラザーズ・バンド サザン・ブラッド 45年の軌跡
AOR AGE Vol.10』特集:TOTOデビュー40周年/『TOTO IV 』

◎これから出る本
麗しき70年代ロックスター伝説 8ビートギャグ・リターンズ』シマあつこ(著)2/26発売
UFO フィーチュアリング:マイケル・シェンカー』 2/26発売 
レッド・ツェッペリン 全活動記録 1968-2007』マーク・ロバーティ(著)前むつみ(訳) ¥4,860 3/19発売(2,000部完全限定)
ヒプノシス全作品集』オーブリー・パウエル(著)迫田はつみ(訳)¥5,400  3/19発売(2,000部完全限定)

MUSIC LIFE CLUBとは?

ザ・ビートルズ、レッド・ツェッペリン、クイーン、キッス、ジャパン、デュラン・デュランなどのロックスターと共にポピュラーミュージックの歴史を作り上げた伝説の音楽雑誌、ミュージック・ライフ。そんな雑誌と青春を過ごした方を対象にした洋楽ファンの会員組織が“MUSIC LIFE CLUB”です。

2018年4月14日にオフィシャルHPが立ち上がり、60年代~80年代のロック・アーティストの様々な情報と、かつての『MUSIC LIFE』に掲載された記事や写真が掲載されます。同時に会員登録した方には、60年代~80年代のロック・アーティストの最新のCDリリース、コンサート&イベント情報、おすすめエンタテイメント情報が定期的に配信されます。

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