【MUSIC LIFE CLUB】クラシックロック・ニュースVol.12

NEWS 2018 No.12 (4月6日発行)

ミュージックライフ・クラブ・ニュース第12号です。週2回、クラシック・ロックに特化したニュースをお届けします。どうぞお楽しみください。

■アーティスト・ニュース

ビートルズの映画『イエロー・サブマリン』が再び映画館に

1968年に公開されたビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』が今年50周年を迎え、7月8日から再び映画館で上映されることになりましたオリジナルのアートワークの状態が万全ではなかったため、自動的に修復を行うソフトウェアを使わず、フレームごとに手作業で4Kのデジタル画像に修復されているとのこと。
サウンドトラックに使われたビートルズの未発表曲「Hey Bulldog」「All Together Now」「It All Too Much」「Only a Northern Song」は、アビー・ロード・スタジオでピーター・コビンが5.1サラウンドシステムでリミックスしました。上映に関する詳細はまだ発表されていませんが、トレーラー映像が公開されています。

デヴィッド・クロスビーのドキュメンタリー映画が進行中

pic: KOH HASEBE / Music Life / Shinko Music

アカデミー受賞歴のある映画監督キャメロン・クロウ(『あの頃ペニー・レインと』、元妻はハートのナンシー・ウィルソン)が、プロデューサーとしてデヴィッド・クロスビーの新しいドキュメンタリーを制作していると発表しました。監督はA. J. イートン。クロウはビルボード誌に次のように語っています。
「デヴィッド・クロスビーは、40年間も音楽と社会変革のほぼ最前線にいた人物。
現在76歳の彼は、若いミュージシャンを発掘することで新たな道を築き、60年代に彼が捉えた世代とは全く違う今の世界に足跡を残そうとしている。まさに粋で感動的な姿だよ」
以前、パール・ジャムやエルトン・ジョンのドキュメンタリー映画も手掛けたクロウは、今回の映画で使用するために、クロスビーと一連のインタビューを行っていますが、映画のタイトルや完成日は、まだ発表されていません。

ハートのアン・ウィルソンがカヴァー・アルバムの新しいタイトルと詳細を発表

そのキャメロン・クロウの元奥方ナンシーの姉アン・ウィルソンのソロ・アルバムがリリースされます。本作はここ数年の間に亡くなったアーティストの曲をカヴァーしたもので、当初タイトルは『Songs for the Living Vol.1』になる予定でしたが、『Immortal』(不滅)に変更されました。アンによると、このアルバムにはジェフ・ベックがギターで参加するなど、サプライズ・ゲストがおり、収録曲に関するビデオを毎週SNSに投稿するとのことです。収録されるのはデヴィッド・ボウイ、レナード・コーエン、トム・ペティ、サウンドガーデンのクリス・コーネル、エイミー・ワインハウス、グレン・フライ、レスリー・ゴーア等々の楽曲が予定されています。発売は夏頃とのこと。

■耳寄り情報①

////////////////////////
小林克也 DJ SHOW!!!!老舗音楽番組「ベストヒットUSA」の番組オフィシャルCDがリリース!
ご存知、小林克也によるDJ・選曲・監修の『ベストヒットUSA』ファンに捧げる究極のコンピレーション・アルバムが発売されました。今もなお現在のシーンに影響を与え続けている名曲たちを小林克也自らのナレーションで紹介するコンピレーションです。 楽曲は70年代から2000年代までと幅広く網羅。小林克也による英語でのイントロダクションから流れる楽曲は、まるで「Rock ‘n ‘Roll Radio Show」です。喜寿(!)を迎えた唯一無二のDJ小林克也をこの盤で祝いましょう。

裏ベストヒットUSA -THE INFLUENCERS-
発売・販売元:ユニバーサル ミュージック合同会社
(定価:¥2,315 + 税)
歌詞・対訳 英語ナレーション対訳付
 

ユートピアのメンバーチェンジで、トッド・ラングレンが入水自殺を考える?

トッド・ラングレンによると、ユートピアの次の再結成ツアーに参加予定だったキーボディストのラルフ・シュケットhttps://en.wikipedia.org/wiki/Ralph_Schuckettが健康問題で突如降板し、絶望したラングレンは入水自殺する気分だったそう。シュケットの突然の降板で急遽後任を探す羽目になったメンバーは、当初一般公募したミュージシャンのオーディションを行う予定だったが、結果的にラングレンの息子の推薦でジル・アサイアスを採用し、現在無事にリハーサルが進んでいるとのことです。

ダイアー・ストレイツのロックの殿堂入りにマーク・ノップラーが欠席!?

ロックの殿堂入りセレモニーが4月14日に行われ、今年殿堂入りを果たしたダイアー・ストレイツが演奏する予定ですが、フロントマンのマーク・ノップラーの姿はないようです。
キーボーディストのアラン・クラークが自身のウェブサイトで明かしたところによると、バンドがセレモニーで演奏するのかどうかについては多くの憶測がありましたが、クラーク自身とガイ・フレッチャー、ジョン・イルズリーの3人がセレモニーに出席し、「Telegraph Road」のアンプラグド・バージョンを演奏するとの事。
アランのウェブサイトにマーク・ノップラーの欠席理由は記されていませんが、元メンバーで同じくセレモニーを欠席する弟のデヴィッド・ノップラーが、フェイスブックに投稿された質問に答えています。
「あいつらは俺の交通費を払うと約束しておいて、その約束を破ったからさ。年間に500万ドルの後援金があって、式典の1テーブルに10万ドルの値を付けて、アーティストには一銭も払わないくせに、俺の空港までのタクシー代を払わないと言ったんだ。一体あの式典が何なのか、その意味を誤解されても仕方ないね」

ボン・ジョヴィのニュー・シングル「Walls」のビデオが試聴可能

2016年発売のアルバム『ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール』のエクスパンディッド・エディションに収録されている「Walls」のビデオが、4月14日に行われるロックの殿堂入りに先駆けて公開されました。セレモニーには、元メンバーのリッチー・サンボラとアレック・ジョン・サッチも参加する予定です。

■耳寄り情報②

/////////////////
FM COCOLOで、ミュージック・ライフのコーナーがスタート
大阪のロック・ファンの皆さんに朗報! “MUSIC LIFE VINTAGE”とのタイトルで、MLのコーナーが本日4月6日から放送開始されます。毎週金曜21:00-23:00放送の『Vintage Hits Parade』の中のワン・コーナー(21:20-21:40予定)、DJは加美幸伸さんです。「MUSIC LIFE」の豊富なアーカイブを紹介したり、ニュースやイベント情報など最新のネタをお届けします。乞うご期待。
//////////////////

フリートウッド・マックの「ドリームス」がツイッターのおかげでチャートに返り咲き

1977年に発売されたアルバム『』の収録曲で、同年6月にビルボード・ホット100で1位になって以来40年以上が経過した「ドリームス」が、口コミで広がったツイートのおかげで、ホット・ロック・ソングスのチャートで16位になりました。
『ビルボード』によると、3月22日に「フリートウッド・マックの音楽はあまりにつまらなくて、曲に合わせてダンスも出来ない:知識人より」というツイートが、学生ダンスチームのダンス映像に「ドリームス」を合わせたビデオと共に投稿され、それ以来、このツイッターには31万回以上の「いいね」が送られ、13万回以上のリツイートがあるとの事。
その結果、デジタル・ダウンロードによる「ドリームス」のセールスは36%増の2,000となり、オンデマンドのストリーミング再生が24%アップの190万件となりました。このストリーミング回数の合計は7,000枚のアルバム・セールスに匹敵し、そのおかげで、『噂』もトップ・ロック・アルバムのチャートで21位から13位に上昇しました。

MUSIC LIFE CLUBとは?

///////////////////////
MUSIC LIFE CLUB、ツイッター始めました。
///////////////////////

ザ・ビートルズ、レッド・ツェッペリン、クイーン、キッス、ジャパン、デュラン・デュランなどのロックスターと共にポピュラー・ミュージックの歴史を作り上げた伝説の音楽雑誌、ミュージックライフ。そんな雑誌と青春を過ごした方を対象にした洋楽ファンの会員組織が“MUSIC LIFE CLUB”です。

2018年4月14日にオフィシャルHPが立ち上がり、60年代~80年代のロック・アーティストの様々な情報と、かつての『MUSIC LIFE』に掲載された記事や写真が掲載されます。同時に会員登録した方には、60年代~80年代のロック・アーティストの最新のCDリリース、コンサート&イベント情報、おすすめエンタテイメント情報が定期的に配信されます。

また、MUSIC LIFE CLUB主催による様々なイベントも決まっています。オフィシャルHP、メールマガジン、イベントなどなどで、永遠に愛すべき60年代~80年代のロック・アーティストの様々な情報を楽しんでください。
 
発行:株式会社 シンコーミュージック・エンタテイメント
メールマガジンに関するお問い合わせ、mailmagazine@musiclifeclub.com
メールマガジンの配信停止(退会)は、こちらのページからお手続きください。
メールマガジンのバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
Copyright © SHINKO MUSIC ENTERTAINMENT CO., LTD.