この新作『As Long As I Have You』は、ロジャー・ダルトリーがオーケストラと「Tommy」を演奏するツアーが始まる1週間前の6月1日に発売される。これは彼が2014年にドクター・フィールグッドのウィルコ・ジョンソンとコラボした『Going Back Home』以来のアルバムとなる。今回のアルバムには、スティーヴン・スティルス(「How Far」)やスティーヴィー・ワンダー(「You Haven’t Done Nothing」)、ニック・ケイヴ(「Into My Arms」)、ガーネット・ミムズ(タイトル曲)らが作曲したカヴァー曲も収録されているが、「Certified Rose」と「Always Heading Home」はダルトリーのオリジナル曲とのこと。
グレン・フライ亡き後のイーグルスが大規模ツアーをスタート
2016年にグレン・フライが他界して以来初となるイーグルスの“Evening With the Eagles 2018 ツアー”が、3月12日にインディアナポリスからスタートした。去年のクラシック・ウェスト・フェスティバルと、それに続いた数回のショウの時と同様、グレン・フライのヴォーカルとギターは、彼の息子ディーコンと、ヴィンス・ギルが担当している。
「Seven Bridges Road」で始まる28曲のセットリストには、これまでの全ヒット曲の他、トム・ウェイツの「オール55」など数曲のサプライズもある。先月、このツアーには5公演が追加され、クリーブランドで最終公演が行われる10月20日まで、全米の45都市で合計52公演が行われる予定。
またグレン・フライのベスト盤2種も5月リリースが決まった。これは通常の1CDのベスト盤『アバーヴ・ザ・クラウズ:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・グレン・フライ』と、3枚組CD+1枚組DVDの『アバーヴ・ザ・クラウズ:ザ・コレクション』(写真)というもの。後者には2枚のベストCDとグレン・フライとJ.D.サウザーが組んだロングブランチ/ペニーホイッスルの唯一のアルバム(1969年発表)も丸々1枚ボーナス収録、さらにDVDには1992年に行われた『ライヴ・イン・ダブリン』が収録されるとのこと。イーグルス・ファンにはこのコレクション、垂涎ものでしょう。共に発売日は5月11日です。
1987年にロンドンのウェンブリー・スタジアムの舞台裏で撮影されたビデオ・クリップが公開された。MTVのカメラ・クルーがメンバーを撮影しようとしたところ、アクセスを阻止された時の模様が映っている。
バンドのスポークスマン「ディープ・パープルが、1987年のウェンブリー公演でプレスをちょっとからかってる映像だ。この時、バンドは『The House Of Blue Light』アルバムのツアー中でね。リッチーがアンコールの演奏を拒否したから、バンドはリッチー抜きで“Smoke On The Water”を演奏したんだ。パープルにはいつもハラハラし通しだったけど、それが彼らに面白味を与えていたからね。ま、ビデオを楽しんでくれよ!」
1976年にマウンテンのドラマー、コーキー・レイングがモット・ザ・フープルのイアン・ハンターとフリーのアンディ・フレイザーらと共にポンペイというスーパーグループを結成したが、このプロジェクトは現在まで未完成のままだった。
しかし遂に、4月21日のレコード・ストア・デイに10曲入りのアルバム『The Secret Sessions』が発売されることになった。収録曲の「On My Way to Georgia」には、エリック・クラプトンとディッキー・ベッツが参加し、「The Best Thing」と「The Outsider」では、トッド・ラングレンがオルガンとヴォーカルで参加、その他にもレズリー・ウエストやジョン・セバスチャンらが参加している。
4月6日に3枚組CDで発売されるこのアルバムは、2016年12月1日に行われたオーストリア公演のライヴ音源で、ロバート・フリップの片腕として知られるデヴィッド・シングルトンによる16ページの小冊子が入っている。『Live in Vienna 2016』は、ボックスセットの一部として、以前日本限定で発売されているが、今回の作品ではCD3の内容が異なるそう。マニアは要チェック。