【MUSIC LIFE CLUB】クラシックロック・ニュースVol.8

NEWS 2018 No.8 (3月23日発行)

ミュージックライフ・クラブ・ニュース第8号です。週2回、クラシック・ロックに特化したニュースをお届けします。どうぞお楽しみください。
 

■アーティスト・ニュース

残念、チープ・トリック来日延期!

先日4月の来日武道館公演をお知らせしたばかりのチープ・トリックですが、来日延期が発表されました。リック・ニールセンの体調不良が原因ですが、振替公演が予定されているとのことなので、ファンは心して待ちましょう。その間はCDで楽しんでくださいな。

リンゴ・スターにナイトの称号

3月20日、リンゴ・スターが公式にサー・リチャード・スターキーとなりました。授与の告知から3か月が経って、リンゴはバッキンガム宮殿で、ケンブリッジ公爵のウィリアム王子からナイトの爵位を授与された。
メダルを受け取ったリンゴは「これからはメダルを首に下げて朝食をとるよ。これまでの功績が王室にも認められて本当に嬉しいし、とても大きな意味がある」とBBCに語っています。

デイヴィッド・カヴァデールが『Coverdale/Page』のボックスセットを示唆

ジミー・ペイジとデイヴィッド・カヴァデール(ホワイトスネイク)による1993年のアルバム『Coverdale/Page』が、「将来的にボックスセットで発売されるかもしれない」と、カヴァデール本人がラジオ番組で語りました。
カヴァデールによると、昨年のクリスマス直前にリノのスタジオにワーナー・ブラザーズの新しいチームを招待した際、ワーナーの社長からアルバムのリミキシングについて提案されたとのこと。彼は大賛成でしたが、当時のホワイトスネイクは、フォリナーとジェイソン・ボーナムとのサマー・ツアーに間に合わせるための新作『Flesh and Blood』に取り掛かっており、『Coverdale/Page』に費やせる時間はほとんどなかったということのようです。
「3月から5月の間なら、ジミーと僕でアルバムをリミックスして、さらに未発表曲が4~5曲あったから、それもミキシングできると思ったんだ」
未発表曲に加え、カヴァデールはドキュメンタリー映像の存在も匂わせています。「レイク・タホの自宅でジミーと作曲を始めた初日から、全てのプロセスを撮影した映像があるんだ。ファンが喜ぶ素材は十分だよ」
しかし残念なことにワーナーとのミーティングの直後に彼は体調を崩し、ホワイトスネイクの『Flesh and Blood』の完成が遅れ、ボックスセットの話も宙に浮いたままとなっています。また、ペイジもツェッペリンの新しいアーカイヴ・ライヴ・プロジェクトに取り掛かっており、カヴァデールはボックスセットの発売時期に関しては明言できる状態ではないようです。「僕とジミーに時間が出来たら必ずやるよ。でも、いつになるかは約束できないからプレッシャーをかけないでくれよ」

■耳寄り情報①

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レッド・ツェッペリン結成50周年記念メモリアル・セット、絶賛発売中!
コージー・パウエル メモリアル・セット(3点セット)も絶賛発売中!
ともに限定セットなのでお早めにお買い求めください。
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カンサスがアルバムの40周年を記念する〈Point of Know Returnツアー〉を発表

1977年のヒット・アルバム『Point of Know Return』(邦題:暗黒への曳航)が今年40周年を迎え、〈Point of Know Returnツアー〉を発表しました。カンサスはこのツアーで本作の全収録曲の他、これまでのヒット曲やファンに人気の曲を披露する予定です。
9月28日のアトランタ公演を皮切りに12月15日のフロリダ公演まで続くこのツアーは、過去2年間で80公演を行った1976年のヒットアルバム『Leftoverture』(邦題:永遠の序曲)を記念したツアーに続くものになります。

スティングが自身のミュージカル〈The Last Ship〉で代役を務める

今週、スティングの故郷である英ニューカッスルで行われていた彼のミュージカルの主演俳優が喉に変調をきたし、突然スティングが代役を務めることになりました。BBCによると、スティングは“ノーザン・ステージ”という劇場で「Underground River」を歌いましたが、この会場は70年代にスティングがベーシストとしてキャリアをスタートした場所でもあります。
3月19日の公演から声が出なくなったキャストに代わり他の俳優が主役を演じていましたが、スティングはこの曲を歌う場面に登場したようです。アルバム『ザ・ラスト・シップ』は2013年に発売され、翌年からブロードウェイでミュージカルが上演されたもののチケット・セールスが伸びず、スティング本人が出演したことで挽回しましたが、2015年1月に閉幕していました。3月12日に開幕した今回のニューカッスル公演では脚本が一新されているそうです。

シルヴィ・バルタン来日決定! 最後の公演か?

かつて「アイドルを探せ」「あなたのとりこ」「悲しみの兵士」などの大ヒット を放ったフレンチ・ポップスの女王、シルヴィ・バルタン。フランスの国民的歌手である彼女の来日公演が決定しました。5月31日大阪、6月1日東京、両日とも八代亜紀がゲスト出演します。「フォーエヴァー・シルヴィ ライヴ・イン・ ジャパン 2018」と名付けられた今回の公演、その名称通り最後の日本公演になるようです。詳しくはこちらへ。

レーナード・スキナードがようやく新しいドキュメンタリーに納得

過去のドキュメンタリー映画では訴訟問題にまで発展しましたが、今回の新しいドキュメンタリー『If I Leave Here Tomorrow: A Film About Lynyrd Skynyrd』は、遂にバンドが満足する映画になったようです。今年の“サウス・バイ・サウスウェスト映画祭”で初公開された後、ゲイリー・ロッシントンとジョニー・ヴァン・ザントがこの映画について、バンドが辿って来たたくさんの浮き沈みの歴史がバランスよく描かれていることに感謝し、大画面に映し出されたバンドのストーリーにひどく感動したと語りました。
「他のドキュメンタリーはネガティヴな内容ばかりで、俺たちがいつどうやってバンドをスタートしたとか、メンバー同士の絆について描かれてなかったんだ。俺たちの絆は、お互いのために死ねるほど強いのに。俺たちは幼馴染だし、家族みたいな存在なんだよ。でも、他の映画ではまるで俺たちがお互いを嫌っているように見えたからね。本当は全然違うのにさ」

アンガス・ヤング+アクセル・ ローズ=新型AC/DCは、成立するか?

ここ数年のAC/DCは、マルコム・ヤング(g)の死や、フィル・ラッド(dr)、ブライアン・ジョンソン(vo)、クリフ・ウィリアムズ(b)の脱退など超激動の時期を迎えていますが、ギタリストのアンガス・ヤングは苦境に立ち向かっているようです。ローズ・タトゥーのシンガー、アングリー・アンダーソンによると、ヤングはAC/DCの新しいアルバムを計画していると言います。
アンダーソンがウェブサイト“Rockpit”とのインタビューで明かしたところによるとヤングの計画とは、聴覚障害で脱退したジョンソンに代わりヴォーカルを担当したアクセル・ローズと共にAC/DCを続行することで、ローズの参加を念頭に新しいアルバムに取り掛かっているのだそう。
「この先どうするの?ってアンガスに訊いたら、ニュー・アルバムを書いてるって言うんだ。バンドのメンバーは誰?って尋ねたら、”アクセル”って言ったんだ。オリジナルのラインナップが消滅したのは残念だけど、AC/DCのキャリアをずっと応援しているファンはバンドの新曲が聴きたい訳だしね」
ヤングがアクセル・ローズをヴォーカルとする新作を計画しているという噂は去年から囁かれていましたが、真意のほどは当面わかりません。なぜならローズは今でもガンズ&ローゼズとツアーを行っているし、ヤングはマスコミに発表するタイプではないからです。もし本当にAC/DCのニュー・アルバムが実現しても、ヤングはアルバムが完成するまで公表しないだろうと言われています。

■耳寄り情報②

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*4月14日、『MUSIC LIFE CLUB』(同日公式ウェブサイトもオープン)の発足を記念して、同日にMLC主催の二つの記念イベントが行われます。

1)4月14日(土):東京/渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
MUSIC LIFE CLUB presents LEGEND OF ROCK〜Thanx Cozy Powell , Tribute to Rainbow〜
(レインボーとマイケル・シェンカー・グループのトリビュート・バンドのライヴ演奏ほか、トークイベントが行われます)

2)4月14日(土):東京/羽田 TIATホール
MUSIC LIFE CLUB presents THE QUEEN DAY Vol.04〜JAZZ リリース40周年記念〜
(クイーン・トリビュート・バンド、Gueenのライヴほか、トークタイムではクイーンの初期ディレクター松林氏と『8ビートギャグ』作者シマあつこさんが登壇します)
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ブルース・スプリングスティーンが〈Springsteen on Broadway〉に81公演を追加

世界中をツアーして50年あまりが経ったブルース・スプリングスティーンは、去年の10月以来高い評価を得ている〈Springsteen on Broadway〉というワンマンショーを週に5回行っていますが、本来8週間で終了するはずだった公演に81公演を追加すると発表しました。今回が3度目となる日程延長が発表される前は、6月30日に幕を閉じる予定でしたが、7月10日から12月15日までの追加公演を合わせると公演開始から合計して236公演(!)となるそうです。

■書籍/雑誌発売情報

◎絶賛発売中
・『麗しき70年代ロックスター伝説 8ビートギャグ・リターンズ』シマあつこ(著)
・『UFO フィーチュアリング:マイケル・シェンカー
・『BURRN! 2018年04月号』(表紙・特集:マイケル・シェンカー・フェスト)
・『MUSIC LIFE ジョンとヨーコのバラッド
・『YOUNG GUITAR 2018年04月号』(表紙・特集:ランディ・ローズ)
・『BURRN!叢書 19 クラシック・ハード・ロック ディスク・ガイド』¥3,024
・『レジェンダリー・ギタリスト 特集●ラリー・カールトン』¥2,592
・『レッド・ツェッペリン 全活動記録 1968-2007』マーク・ロバーティ(著)前むつみ(訳)¥4,860 (2,000部完全限定)
・『ヒプノシス全作品集』オーブリー・パウエル(著)迫田はつみ(訳)¥5,400 (2,000部完全限定)

◎これから出る本
・『どうしてヘヴィ・メタルを好きにならなかったんだろう』市川哲史(著)¥1,620 3/26発売
・『スティーリー・ダンとギタリスト』¥1,944 3/28発売
・『レジェンダリー・ドラマー 特集●コージー・パウエル~永遠のロック・ドラム・ヒーロー~[増補改訂版]』¥2,952 3/29発売
・『CROSSBEAT Special Edition マニック・ストリート・プリーチャーズ』¥2,160 3/30発売
・『ミュージック・ライフが見たチープ・トリック』¥3,024 4/4発売
・『ミュージック・ライフ完全読本』¥1,944 4/12発売

MUSIC LIFE CLUBとは?

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MUSIC LIFE CLUB、ツイッター始めました。
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ザ・ビートルズ、レッド・ツェッペリン、クイーン、キッス、ジャパン、デュラン・デュランなどのロックスターと共にポピュラー・ミュージックの歴史を作り上げた伝説の音楽雑誌、ミュージックライフ。そんな雑誌と青春を過ごした方を対象にした洋楽ファンの会員組織が“MUSIC LIFE CLUB”です。

2018年4月14日にオフィシャルHPが立ち上がり、60年代~80年代のロック・アーティストの様々な情報と、かつての『MUSIC LIFE』に掲載された記事や写真が掲載されます。同時に会員登録した方には、60年代~80年代のロック・アーティストの最新のCDリリース、コンサート&イベント情報、おすすめエンタテイメント情報が定期的に配信されます。

また、MUSIC LIFE CLUB主催による様々なイベントも決まっています。オフィシャルHP、メールマガジン、イベントなどなどで、永遠に愛すべき60年代~80年代のロック・アーティストの様々な情報を楽しんでください。
 
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