【MUSIC LIFE CLUB】クラシックロック・ニュースVol.9
 

NEWS 2018 No.9 (3月27日発行)

ミュージックライフ・クラブ・ニュース第9号です。週2回、クラシック・ロックに特化したニュースをお届けします。どうぞお楽しみください。
 

■アーティスト・ニュース

4月14日、リッチー・ブラックモアの誕生日に行われるトリビュート・ライヴ“Thanx Cozy Powell, Tribute to Rainbow”のメモリアル・イベントの詳細が明らかに

来たる4月14日は、レインボーとしての待望の新作『メモリーズ・イン・ロックII~ライヴ・イン・イングランド2017』をリリースするリッチー・ブラックモアの73歳の誕生日です。そして同日、“MUSIC LIFE CLUB”主催によるトリビュート・イベント『LEGEND OF ROCK “Thanx Cozy Powell , Tribute to Rainbow”』が渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで開催されます。この日のライヴには、ジャパニーズ・ヘヴィ・メタル界から、レインボーを愛する5人の強者によるRAINBOW TRIBUTE SPECIAL UNITとオープニングアクトでMSGのトリビュート・バンドMCGが出演します。また、これはコージー・パウエルの没後20年のメモリアル・イベントでもあり、伝説のドラマーの功績を讃える様々な企画も同時開催されます。
15時の開場後、入場者はウェルカム・シャンパンで迎えられ、歴代レインボーのライヴ映像上映、ミュージックライフ撮影による写真パネル&リッチーの直筆サインの展示、コージーの生誕の地に送られるフラッグへの寄せ書き、雑誌BURRN!編集長、広瀬和生をゲストに迎えてのトーク・コーナーなど盛り沢山のイベントが予定されています。その後19時からライヴがスタートしますが、当日ライヴはもちろん、レインボーとコージーの魅力を様々な企画で存分に楽しむことができるでしょう。さらに当日の入場者には、今回のイベントを記念しての特製チケットも配布されます。
※一般売りチケット:チケットぴあ
※通販限定チケット:SHINKO MUSIC RECORDS SHOPにて 4/14のイベント・チケット+書籍『レジェンダリードラマー コージー・パウエル』のメモリアル・セット(特典付)も数量・期間限定で発売中!

ビートルズの未公開写真が358,000ドルでオークションに

ビートルズ初の全米ツアーで撮影された未公開写真のコレクションが、最近英国で行われたオークションで358,000ドル(約3,800万円)以上の値を付けました。413枚のうち350枚は未公開のネガで、1964年にカメラマンのマイク・ミッチェルが撮影したもの。当時18歳だったミッチェルは、同年2月11日にワシントンDCで行われたビートルズの全米初となるコンサートと、その後9月13日に行われたボルチモア公演のフロントステージとバックステージの模様を撮影。ワシントンDCで撮影した写真のコレクションは、2011年のオークションで362,000ドル(約3,820万円)で落札されています。
当時ミッチェルのカメラにはフラッシュがなく、アンビエント・ライト(間接照明)で撮影されたネガは何十年間も箱に入ったまま自宅の地下室に眠っていましたが、デジタル技術の発達により、当時の歴史的瞬間の記録が完全に輝きを取り戻しました。ミッチェルはビートルズのメンバーと懇意にしていたため、至近距離から撮影された写真には、屈託のない素朴なビートルズの姿が映っています。『ローリング・ストーン』誌によると、今回のオークションでは写真以外のアイテムもオークションにかけられ、ジョージ・ハリソンが所有していたメルセデス・ベンツが61,000ドル(約644万円)、ハリソンの未発表曲「Hello Miss Mary Bee」が収録されたカセット・テープが24,000ドル(約253万円)、4人のメンバーとマネージャーのブライアン・エプステインがホテルにチェックインする際にサインした宿泊カードが14,000ドル(約148万円)で落札されています。

 

世界初のデヴィッド・ボウイ像が除幕式

デヴィッド・ボウイが初めてジギー・スターダストを演じたアイルズベリーという町で、世界初となるボウイの銅像が一般公開され、好意的な反応を得ています。このブロンズ像は“Earthly Messenger(地球のメッセンジャー)”と名付けられ、この町の“Friars”という有名なクラブのプロモーター、デヴィッド・ストップ氏が発案しました。

■耳寄り情報①

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レッド・ツェッペリン結成50周年記念メモリアル・セット、絶賛発売中!
コージー・パウエル メモリアル・セット(3点セット)も絶賛発売中!
ともに限定セットなのでお早めにお買い求めください。
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スティーリー・ダンがテーマ設定した特別公演を発表

スティーリー・ダンのファンにとって、5月に行われるドゥービー・ブラザーズとのジョイント公演以上に楽しみとなるニュースが発表されました。バンドのフェイスブックによると、10月17日から10月30日の9日間にわたり、バンドの古巣であるニューヨークのビーコン・シアターで、アルバムのタイトルをテーマにしたコンサートを行うそう。『Countdown to Ecstasy』『The Royal Scam』『Aja』『Gaucho』の4タイトルとドナルド・フェイゲンの初ソロ・アルバム『The Nightfly』のタイトルがそれぞれついた公演日では、そのアルバムの収録曲を全曲演奏し、その他には『グレイテスト・ヒッツ』というテーマの公演日と、ファンに人気のある曲を演奏する『By Popular Demand』というテーマの公演日が設定されています。
また、この特別公演の他、ツアーの追加日程として、10月1日から10月14日の間にリッチモンド公演やピッツバーグ公演を含む5公演が追加されました。

銃規制のデモ“March For Our Lives(命のための行進)”に反応したロックスター

3月24日に銃規制を訴えるデモ行進が全米各地で行われ、ポール・マッカートニーがニューヨークのデモ行進に参加しました。
“We can end gun violence”(銃による暴力を終わりにしよう)とプリントされたTシャツを着てデモに参加したマッカートニーは、1980年にニューヨークで凶弾に倒れたジョン・レノンの事件を引き合いに出し、次のように語りました。
「まさにこの場所で親友の一人が銃で殺されたから、このデモに参加したんだ。僕にとっては重要な意味のある事だから」
他にもポール・スタンレーは「人々が声を上げ、抗議運動のために集まれるアメリカという偉大な国に住んでいることを誇りに思うが、投票しなかったら何の意味もないからね。ツイッターの“#MarchForOurLives”を使って、自由に意見表明をしてくれ」とツイート、一方銃賛成派として知られるテッド・ニュージェントは、名指しこそしませんでしたが、ティーンエイジャーが利用されたことに腹が立ったと述べ「逆効果を招く危険な政策のために、無知な子供たちを操っている詐欺師のような大人たちは恥を知れ」と、ツイートしています。

 

リンゴ・スターが今年のツアー日程を発表

ナイトの称号を授与されたばかりのリンゴ・スターが、再びツアーに出ようとしています。
今回は6月2日にニュージャージー州のアトランティック・シティからスタートし、7月11日までヨーロッパ各地を回り、9月1日から9月29日まで再びアメリカ各地で公演するというもの。長年続いている“オールスター・バンド”の最新ラインナップも発表され、今回のツアーにトッド・ラングレンとリチャード・ペイジ、マーク・リヴェラは参加しないものの、これまでのメンバーであるスティーヴ・ルカサーグレッグ・ローリー、グレッグ・ビソネット、ウォーレン・ハムに加え、コリン・ヘイ(メン・アット・ワーク)とグレアム・グールドマン(10CC)が参加するとのことです。

ロッド・スチュワートがエルトン・ジョンの引退ツアーを茶化す

エルトン・ジョンがどんなにツアー日程を延長しようと、ロッド・スチュワートがゲスト出演することはないようです。エルトンの3年に及ぶ“Farewell Yellow Brick”ツアーについて、ロッドは次のように語っています。
「ジョンにメールして、『またツアーの延長かい?』って茶化したんだけど、返信はなかった。俺だったら、引退する時は公表しないで、ただ消えていくよ。ジョンの引退ツアーなんて、チケット・セールスが目的なのさ。引退なんて真実味がないし、ロックンロールじゃないね」
しかしロッドとエルトンは、過去に何度も公の場で辛辣な言葉の応酬を繰り広げているため、今回の発言にも大して悪気はなく、重大な意味はなさそうです。エルトンもまた、エンドレスに発売が続くロッドのカヴァー・アルバム『アメリカン・ソングブック』を引き合いに出して、「僕のレコード会社も、クリスマス・アルバムやカヴァー・アルバムを出してくれって言ってたけど、そんなのくだらなくてね。そういうつまらないアルバムは、ロッド・スチュワートにでも任せるよ」と語っていました。

ジーン・シモンズが大麻に関して知識不足だったと発言

先週、カナダで大麻製品を扱うインヴィクタス社の役員に就任し、ファンを驚かせたジーン・シモンズが、「Toronto Sun」紙との最近のインタビューで次のように語っています。
「俺は大麻に関して知識不足だったし、認識が間違っていたよ。薬物の乱用を避けるのに特殊な才能はいらないし、アル中に関しては誰もが悪いことだって知ってるけど、俺は大麻のことをよく知りもしないくせに、軽く考えていたんだ。大麻だけじゃなく、俺はこれまで多くの事に関して無知で傲慢だったと認めるよ。3年ほど前に、大麻について独自でリサーチした結果、医者や研究者が話していた驚くべき新しい情報を発見したからね」
最近では、ガンとエイズによる慢性的な痛みや筋肉の痙攣に大麻が有効だと分析されており、カナダと全米のいくつかの州では、大麻を医療目的で使うことが合法となっています。
トロントの株式市場のテロップに“GENE”という名前で登場し、株取引に乗り出したインヴィクタス社を宣伝するイベントに参加したシモンズは、インヴィクタスの株を1000万株購入し、これからの5年間に最低でも50以上のプロモーション・イベントに出演すると明かしました。
また彼は、KISSの次世代のメンバー探しを始めたことも明かしています。シモンズとポール・スタンレーは、自分たちなしでバンドを継続していくアイディアについて、定期的に話し合っているそう。「俺たちでKISSを永遠に続けていくなんて不可能だからね」

■耳寄り情報②

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*4月14日、『MUSIC LIFE CLUB』(同日公式ウェブサイトもオープン)の発足を記念して、
同日にMLC主催の記念イベントが行われます。

4月14日(土):東京/羽田 TIATホール
MUSIC LIFE CLUB presents THE QUEEN DAY Vol.04〜JAZZ リリース40周年記念〜
(クイーン・トリビュート・バンド、Gueenのライヴほか、トークタイムではクイーンの初期ディレクター松林氏と『8ビートギャグ』作者シマあつこさんが登壇します)
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■書籍/雑誌発売情報

◎絶賛発売中
・『麗しき70年代ロックスター伝説 8ビートギャグ・リターンズ』シマあつこ(著)
・『UFO フィーチュアリング:マイケル・シェンカー
・『BURRN! 2018年04月号』(表紙・特集:マイケル・シェンカー・フェスト)
・『MUSIC LIFE ジョンとヨーコのバラッド
・『YOUNG GUITAR 2018年04月号』(表紙・特集:ランディ・ローズ)
・『BURRN!叢書 19 クラシック・ハード・ロック ディスク・ガイド』¥3,024
・『レジェンダリー・ギタリスト 特集●ラリー・カールトン』¥2,592
・『レッド・ツェッペリン 全活動記録 1968-2007』マーク・ロバーティ(著)前むつみ(訳)¥4,860 (2,000部完全限定)
・『ヒプノシス全作品集』オーブリー・パウエル(著)迫田はつみ(訳)¥5,400 (2,000部完全限定)
・『どうしてヘヴィ・メタルを好きにならなかったんだろう』市川哲史(著)¥1,620

◎これから出る本
・『スティーリー・ダンとギタリスト』¥1,944 3/28発売
・『レジェンダリー・ドラマー 特集●コージー・パウエル~永遠のロック・ドラム・ヒーロー~[増補改訂版]』¥2,952 3/29発売
・『CROSSBEAT Special Edition マニック・ストリート・プリーチャーズ』¥2,160 3/30発売
・『ミュージック・ライフが見たチープ・トリック』¥3,024 4/4発売
・『ミュージック・ライフ完全読本』¥1,944 4/12発売
・『ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア』¥2,700 4/19発売 
・『BURRN!PRESENTS アルティメット・アイアン・メイデン』¥1,118 4/19発売

MUSIC LIFE CLUBとは?

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MUSIC LIFE CLUB、ツイッター始めました。
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ザ・ビートルズ、レッド・ツェッペリン、クイーン、キッス、ジャパン、デュラン・デュランなどのロックスターと共にポピュラー・ミュージックの歴史を作り上げた伝説の音楽雑誌、ミュージックライフ。そんな雑誌と青春を過ごした方を対象にした洋楽ファンの会員組織が“MUSIC LIFE CLUB”です。

2018年4月14日にオフィシャルHPが立ち上がり、60年代~80年代のロック・アーティストの様々な情報と、かつての『MUSIC LIFE』に掲載された記事や写真が掲載されます。同時に会員登録した方には、60年代~80年代のロック・アーティストの最新のCDリリース、コンサート&イベント情報、おすすめエンタテイメント情報が定期的に配信されます。

また、MUSIC LIFE CLUB主催による様々なイベントも決まっています。オフィシャルHP、メールマガジン、イベントなどなどで、永遠に愛すべき60年代~80年代のロック・アーティストの様々な情報を楽しんでください。
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