息子が語るジンジャー・ベイカー



クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーの息子のコフィが、ローリング・ストーン誌との最近のインタビューで、二人のぎくしゃくした親子関係について語り、父親からドラムのレッスンを受けたと話しました。

コフィは、ジャック・ブルースの息子であるマルコムと、エリック・クラプトンの甥であるウィル・ジョーンズと共に、9月からミュージック・オブ・クリームという本家クリームの作品に敬意を表する全米ツアーに乗り出します。

「親父からドラムのレッスンを受けるのは大変だったよ。親父が言ったことをすぐに理解しないと、声を荒げて罵倒するし、手が出るからね」

現在78歳のジンジャーが亡くなったら、どう思うか訊かれると、
「知り合いの誰かを失った、っていう感じじゃないだろうね。親父が俺の人生に存在していた時間はすごく少ないし、親父と一緒に過ごしたのは、ドラムのレッスンを頼んだ時だけさ。俺が彼から得たものは、ドラミングのことだけ。それに関して言えば、必要な知識は全て親父から教えてもらったし、技術的には、親父を追い越しているんじゃないかな。ドラミングって、親父の時代から随分と進化しているしね。親父が死んだらどう思うか。それほど悲しくないかも。だって、すでに死んでるようなもんだからね。親父が俺を自分の息子だと認めなかったことは何度もあるし、もうずっと前に亡くなったような感じだよ」

コフィによると、2005年のクリーム再結成ライヴのギャラは、初回の公演が大成功したために1公演につき100万ドルに値上がりしたものの、再結成ツアーの話をジンジャーは断ったと言います。
「あの年は全部で5公演あったから、親父は500万ドルも稼いだんだ!って思ってさ。その金で不動産でも買えばって、言ったんだ。そしたら俺が親父からそれを借りて、知らない奴に家賃を払うより、親父に払う方がいいだろうって。そしたら親父は、『うるせえ!俺は馬を買うんだ』って言ったんだ。その時に思ったよ。この人は本当に俺のことなんてどうでもいいんだなって」

ジンジャーは、コフィが7歳の時に家を出ている。
「コフィ・ベイカーって聞けば、世間は俺が親父から全てを与えてもらっていると思うだろうけど、俺が15歳で路上生活をしていたなんて、ほとんどの人は知らないよ。13歳の時に家の電気が止められて、14歳の時にはガスが止まって、家から追い出されたんだ。
で、俺はその家に押し入って、半年くらい無断で住み着いていたけど、大家が来て全部窓から投げ捨てられ、家財道具は全て壊され、ドアに釘を打たれて、二度と家に入れないようにされたのさ」
 

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