揺らす! 回す!! 捩じ曲げる!!!
“Uni-Vibe"だけが創り出せる「立体音響」に迫る

『The EFFECTOR BOOK Vol.43』

特集は伝説的なマシン“Uni-Vibe”。60年代末に日本人エンジニアが完成させた独創的なエフェクター、その成り立ちと後世に与えた影響を紐解いていきます。

一般的にはジミ・ヘンドリックスを強くイメージさせる機器ではあるものの、そこだけに囚われていては“Uni-Vibe”の面白さは理解できません。オーガニックかつダイナミックな揺れが生み出す空間演出は、いまだからこそ斬新な効果に感じられる類いの響き。

ジミ・ヘンドリックスがそうしていたようにファズやワウ・ペダルと抜群の相性を示すのはもちろん、意外にもデジタル機器とのマッチングも良好。シューゲイザー、ポスト・ロックなどエフェクトを多用するジャンルのみならず、ポップスやジャズのアンサンブルでも映えそうなポテンシャルを備えています。

今回の特集では、そんな“Uni-Vibe”及びその影響下にあるペダル達の、2000年代ならではの使い方を模索。50年の月日を飛び越えて、今だからこそ斬新に鳴り響く独創的なエフェクトの魅力を探っていきたいと思います!



<CONTENTS>
【特集1】Uni-Vive「揺れる!うねる!ねじ曲がる!」
・Gallery of Uni-Vibe feat. 西田修大
・ジミ・ヘンドリックスとその継承者たち
・三枝文夫(“Uni-Vibe”設計者)
・伝説の復刻に懸けたエンジニアたち
・2000年代の和製“Uni-Vibe”クローン
・和製ペダル開拓者の遺産、そして後継者たちの想い
・“Uni-Vibe”の動作原理を検証
・“現行ヴァイヴ系ペダル”試奏分析 feat. 坂本夏樹
・“Uni-Vibe”系サウンドメイクの裏技
・サイケデリック空間の音響学
・現場で本当に“使える”設定はコレだ! feat. Voodoo-Vibe
・“脱ジミヘン”を目指して音作り(Jake Cloudchair)

【特別企画1】
・KORG Nutube :第2回自作エフェクター・コンテスト開催決定!
・MXR Power Supply:良好な電源環境”にこそ“良いサウンド”は宿る

【特集2】
・ホット・トーン:円熟期を迎えたチャイニーズ・ペダルのトップ・ランナー

【ギタリスト・インタビュー】
・ジョン・スペンサー
・YOU

【ビルダー・インタビュー】
・Honey Shin-ei LLC
・ホサ・テクノロジー

【連載】
・さいとうさん(Soul Power Instruments)に聞いてみよう!
・世界のマニアックさん、こんにちは(きになるおもちゃ)
・音の正体
・なんばの楽器店からキラーパス(兼政拓実)
・マニアの極北(細川雄一郎)
etc.

 



『The EFFECTOR BOOK Vol.43<シンコー・ミュージック・ムック>』
発売日:2019/03/14
サイズ:AB判
ページ数:112P

1,600円+税

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