「ジャズに名曲なし」の格言で知られる野川香文が看破する「ジャズの本質」。日本初のジャズ評論集が刊行70年を経て復刊!

『ジャズ音楽の鑑賞 復刻版 日本初のジャズ評論集』
野川香文 著
まだ日本にはジャズの情報があまり伝わってきていなかった1948年、日本のジャズ・ジャーナリストの先駆けだった野川香文が書き下ろした日本で初めてのジャズ評論集を、刊行70年を経て復刊。
この「伝説」の評論集には、当時の日本でのジャズの生々しい状況や捉えられ方が鮮やかな筆致で描かれており、「ジャズ誕生〜モダン・ジャズ黎明期」が鮮烈に感じられる日本のジャズ文化受容の貴重な資料となっている。また、ここで説かれるジャズへの視点は、現代のジャズ鑑賞にも直結する「ジャズの本質」を突いており、すべてのジャズ・ファン必読の一冊だ。さらに、映画ポスターのイラストで著名な野口久光(ジャズ評論でも知られる)によるイラストも23点掲載。
解説:村井康司
熱い情熱と冷静で公平な洞察力、そして歴史家としての確固としたパースペクティヴ。こうした先達がいたことを、私たちはもっと誇りに思っていい。
村井康司(解説より)
ジャズ音楽の鑑賞 復刻版 日本初のジャズ評論集
野川香文 著
B6判/352頁
本体2,400円+税
12月23日発売