ロン・カーター本人が全面協力の評伝。マイルスら多数の共演者とのエピソードから、自らの音楽論まで。独占最新インタヴューも掲載!

『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』
ダン・ウーレット 著/丸山京子 訳
ウイスキー、コーヒー、保険、薬品、紳士服ほかのCMに登場するなど、日本でも大きな人気を誇る稀代のジャズ・ベーシスト、ロン・カーター。
クラシックのチェロ奏者を目指したものの、人種差別のためにその道をあきらめた彼は、いかにしてジャズの世界でベーシストとしてトップの地位まで登り詰めたのか。本人の発言をふんだんに交えつつ、その人生をリアルに描き出した本書には、ロンと共演したマイルス・デイヴィスらジャズ・レジェンドたちのほか、Qティップ、MCソラーらヒップホップ・アーティストとのエピソードも多数収録され、ジャズを超えて現在の音楽シーンに多大な影響を及ぼした、ロンの実像が浮き彫りにされている。さらに独占最新インタヴューも掲載!
ひとりのジャズマンの生き様と共に現代アメリカの姿も投影されており、読み応え十分。貴重な写真も多数掲載、ルディ・ヴァン・ゲルダー選出セッションなど、ディスコグラフィーも充実。ロンのファンはもちろん、ジャズ・リスナーや音楽好きなら必読の内容だ。
「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生
ダン・ウーレット 著/丸山京子 訳
A5判/584頁
定価3,960円(税込)/7月30日発売