ホーキング博士がロックの世界に残した足跡

理論物理学者で宇宙学者としても知られるスティーヴン・ホーキング博士が76歳で亡くなった。ポピュラー音楽よりクラシックに興味がありそうな博士だったが、実はロックの世界に興味を持ち続け、デペッシュ・モードやピンク・フロイド、トレイシー・チャップマンのコンサートに出かけていたという。また、ピンク・フロイドやU2らの楽曲に、コンピューター・プログラムによる音声合成装置を使って参加したこともあった。

博士は、ピンク・フロイドの「キープ・トーキング」(1994年の『The Division Bell(対:つい)』に収録)と「トーキン・ホーキン~ホーキング博士の伝言」(2014年の『The Endless River(永遠/TOWA)』 に収録)にボイス・サンプラーで参加しているが、博士が登場するテレビCMを見たデヴィッド・ギルモアは、『対』の発売直後、次のように語っていた。

「あんなに強烈なCMを見たのは初めてだったよ。あまりにも感動的だったから、ぼくもボイス・サンプラーを使うか、博士と一緒に何かやらなくちゃって思ったね」

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