著名脚本家が映画『ボヘミアン・ラプソディ』に物申す

予告編を見ただけで映画について推測するのは得策ではありませんが、『スタートレック・シリーズ』や『ハンニバル』などのテレビ番組を手掛けたプロデューサーで脚本家のブライアン・フラーが、クイーンの自伝映画に噛みつきました。

予告編の公開直後、ゲイであるフラーはツイッターに辛辣なコメントを載せています。

「『ボヘミアン・ラプソディ』の予告編で、ゲイでバイセクシャルのスーパースター、フレディ・マーキュリーが、女性とイチャつく場面はあっても、男性との場面がないなんて、ちょっとムカついた人いませんか?」

フラーのツイートには様々な返信があり、中には「あの予告編は、多くの理由からマーキュリーのセクシャリティを取り繕っている」という内容もありましたが、フラーにとっては、明らかに“ヘテロウォッシング”であり、(ゲイのキャラクターをストレートの異性愛者に変える意味で、フラーはこの言葉を以前から使っている)マーケティング目的に映ったようです。

「あの予告編は、同性愛を抹消しているよ。フレディがバイセクシャルであることを誇りに思うなら、それを映画でも描くべきだったね。彼と女性とのロマンスだけを描くなんて、バイセクシャルのアイデンティティを称賛してないし、隠しているだけさ」

またフラーは、20世紀フォックス社が配布した映画の概要を写した画像を引き続きツィッターに投稿し、エイズと明記せず“命にかかわる病気”と記載したことにも触れています。

「20世紀フォックス様、もちろん命にかかわる病気に間違いありませんが、さらに具体的に言えば病名はエイズで、ホモ同士の性交から感染する病気です。そこをちゃんと明記してください」

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