元フリートウッド・マックのギタリスト、ダニー・カーワンが68歳で死去

1968年から1972年まで、フリートウッド・マックのギタリストとして活躍したダニー・カーワンが6月8日に68歳で亡くなり（死因不明）、バンドのリーダー、ミック・フリートウッドがフェイスブックで声明を発表しています。

「本日、ロンドンでダニー・カーワンが亡くなったという悲しいニュースが届きました。ダニーは、バンドの初期の時代に大きな原動力となっていました。彼のブルースへの愛情が1968年のバンド加入に繋がり、それから何年もフリートウッド・マックが彼の音楽の拠点でした」

カーワンは、フリートウッド・マックの4枚のスタジオアルバム（1969年『Then Play On』、1970年『Kiln House』、1971年『Future Games』、1972年『Bare Trees』）で作曲にも大きく貢献していました。

しかし異常なほど張り詰めた性格が災いして、1972年にはバンドをクビになっています。その後の数年間は、ソロ活動をスタートさせ、3枚のアルバムを制作したものの商業的には失敗に終わりました。

1993年のインタビューで、カーワンは数年間ホームレス用の宿泊所に寝泊まりしていたと明かしています。

「辛い生活をしているけど、そんなに悪くはないよ。どうにか生きてるしね。俺はホームレスだけど、昔ツアーに出て以来、俺には家と呼べる場所なんてないし、家を持つってことが精神的に無理なんだ。家から出ていきたくなるし、定住することが出来ない。そういうライフスタイル、女性、旅行が苦手なんだよ」