故マイケル・ハッチェンス（INXS）のドキュメンタリー『Mystify』、オフィシャル・トレーラーが公開

ロック・バンド、INXS（インエクセス）のヴォーカリストで、1997年11月に37歳の若さで縊死したマイケル・ハッチェンス。その波乱に満ちた生涯を描いたドキュメンタリー映画『Mystify: Michael Hutchence』のオフィシャル・トレーラーが公開されています。

今年の春にトライベッカ映画祭で初上映され、評論家から絶賛された『Mystify』は、貴重なアーカイヴ映像や未公開映像、ハッチェンスと親しかった人々の証言と共に、彼の複雑だった幼少時代から名声を得るまでの道のり、女性関係、ドラッグ問題、彼の人生を一変させた脳損傷、自己との葛藤などが描かれています。

映画の中で、ハッチェンスの元恋人だった歌手のカイリー・ミノーグは、二人の関係がいかに不運で絶望的なものだったかを語り、モデルのヘレナ・クリステンセンは、1992年にハッチェンスがタクシー運転手に襲われて脳を損傷した時の詳細や、その結果、ハッチェンスが嗅覚を失い、暗く激高する人物に変貌していった状況について語っています。また、ボノ（U2）のインタビューも収録されているそう。

監督・脚本は、豪メルボルン出身のリチャード・ローウェンスタイン(Richard Lowenstein)。このドキュメンタリーは、以前BBC２が放送すると発表していましたが、現時点で放送日は決まっていません。

映画のサウンドトラック『Mystify – A Musical Journey With Michael Hutchence』は、CDと2LPのフォーマットで7月5日に発売される予定です。