シンガー・ソングライターのボブ・フランクが75歳で死去
フランクのデビュー・アルバムを2014年にリイシューしたレーベル〈Light In The Attic〉がツィッターで発表しています。
メンフィス生まれのフランクは、60年代初期にコーヒーハウスで演奏を始めますが、大学卒業後にベトナム戦争に徴兵され、1968年に帰国。その後、ナッシュヴィルでソングライターになり、1972年にヴァンガード・レコードからデビュー・アルバム『Bob Frank』を発表しました。
このアルバムには、ホームレスの核心をついた歌「Wino」や、ドラッグを買うために宝石を質入れする歌「She Pawned her Diamonds for Some Gold」、売春と性病についての歌「Waitsburg」などが収録され、商業的には成功しなかったものの、音楽評論家から絶賛されたコレクターズ・アイテムとなり、 2014年に〈Light In The Attic〉がリイシューしています。
デビュー・アルバムを発表した後、サンフランシスコに移住したフランクは音楽活動から離れていましたが、30年近くたってデビュー・アルバムが100ドルで売られ、自身がカルト的存在のアーティストになっていたことを知り、2001年から自身のレーベル〈Bowstring Records〉を立ち上げ、数々のアルバムをリリースしていました。
因みに2018年のアルバム『Dancing in Dallas』が遺作となってしまったようです。

Bob Frank
Bob Frank
(Vanguard 1972 / Light in the Attic 2014)
1. Wino
2. She Pawned Her Diamond For Some Gold
3. Waitsburg
4. Cold Canadian Pines
5. Judas Iscariot
6. Before The Trash Truck Comes
7. Way Down In Mississippi
8. Jones And Me
9. Layin' Around
10. Return To Skid Row Joe
11. The Deer Hunter
12. Memphis Jail

Bob Frank
Dancing in Dallas
(Bowstring Records 2018)
1. Sleepless Nights
2. You Never Looked so Good
3. Louisville
4. Dancing in Dallas
5. Find Somebody Else
6. She's Got Everything
7. The Fastest Shot
8. Where Did It Go
9. I Learned a Lesson
10. I Won't Give up on Love
11. So Close
12. The Girl of My Dreams
13. I See It All in Blue
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