シンガー/ソングライターのダニエル・ジョンストンが58歳で死去

米シンガー/ソングライターでイラストレーターでもあったダニエル・ジョンストンが、9月10日に心臓麻痺のため58歳で亡くなりました。オースティン・クロニクル紙が伝えています。
 
ジョンストンは統合失調症と双極性障害をかかえ、躁鬱病に苦しむジョンストンの姿を描いた2005年公開のドキュメンタリー映画『悪魔とダニエル(The Devil and Daniel Johnston)』は、同年のサンダンス映画祭でドキュメンタリー作品監督賞を受賞しています。
 
2017年には北米で引退ツアーを行ない、ジェフ・トゥイーディー&フレンズやザ・プリザヴェーション・オールスターズなど、ジョンストンから影響を受けたバンドが、シカゴやニューオーリンズの公演でバックを務めました。オープニングから映画『悪魔とダニエル』を上映していた各公演では、バック・バンドにセットリストを作らせ、これまでリリースした121曲の中から選曲させていたということです。
 
音楽仲間から、「ブルースマンのロバート・ジョンソンとカントリー・レジェンド、ハンク・ウィリアムズのスタイルを持つアメリカン・オリジナル」と称されていたジョンストンには熱狂的なファンが多く、ヨ・ラ・テンゴ(Yo La Tengo)やパール・ジャムのエディ・ヴェダーをはじめとする多くのアーティストが彼の曲をカヴァーし、バットホール・サーファーズ(Butthole Surfers)やソニック・ユースらともコラボレートしていました。また、トム・ウェイツ、ベック、ウィルコ、カート・コバーンらのヒーローだったとも言われ、特にカート・コバーンは、ジョンストンのTシャツを愛用していたことで知られています。
 
ジョンストンは、30作以上のアルバムをレコーディングし、500曲以上の楽曲を書いていますが、1983年にカセットテープに録音されたアルバム『Hi, How Are You』が代表作となっています。
 
1961年にカリフォルニア州サクラメントで生まれたジョンストンは、テキサス州オースティンへ移住した後、自宅で録音したカセットテープを出会った人々に手渡すことで自分の音楽を広め、地元で注目を集めました。

冒頭の動画はアメリカのラジオ局KCRWのスタジオでパフォーマンスした際のもの。そして下の動画は、1985年にMTVの番組『IRS' "The Cutting Edge"』で放送された、オースティンはリバティ・ランチでの演奏。

ご冥福をお祈りします。

RELATED POSTS

関連記事

記事が見つかりませんでした

LATEST POSTS

最新記事

この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ポストロック・ディスク・ガイド

ポストロック・ディスク・ガイド

2,000円+税
USオルタナティヴ・ロック 1978-1999

USオルタナティヴ・ロック 1978-1999

1,800円+税
Label Research AMERICAN INDIES~レーベルで紐解く米インディーの構図  画像を拡大表示する Label Research AMERICAN INDIES~レーベルで紐解く米インディーの構図

Label Research AMERICAN INDIES~レーベルで紐解く米インディーの構図

1,800円+税
クロスビート・ジャンル別CDガイド

クロスビート・ジャンル別CDガイド

1,800円+税

ページトップ