ザ・フーのミュージカル『The Who’s Tommy』、2021年に新ヴァージョンでブロードウェイに復帰

ザ・フーのロック・ミュージカル『The Who’s Tommy（ザ・フーズ・トミー）』は、フーが1969年に発表したロック・オペラのコンセプト・アルバム『トミー』をベースに制作された作品で、1993年にブロードウェイに進出していますが、2021年に新たなヴァージョンとなって再びブロードウェイで上演されることになりました。
 
1993年のブロードウェイ公演は、2年間で上演回数が899回のロングランとなり、最優秀演出賞、作曲賞、振付賞など５部門でトニー賞を受賞しています。
 
2021年の新ヴァージョンでも、1993年のブロードウェイ公演を手掛けたデス・マカナフ（Des McAnuff）が監督を務め、「『トミー』は神話とスペクタクルな光景が高らかに融合するミュージカル。“物語は歌うのか？” という質問はミュージカルにつきものだが、この作品は明らかにそうである」と語っています。
 
2021年の初上演がいつ頃になるかは発表されていませんが、新たなウェブサイト〈tommythemusical.com〉で情報を発表していくとのこと。
 
なお10月14日には、サンディエゴのラホーヤ・プレイハウス（La Jolla Playhouse）でアルバム『トミー』の50周年を記念する一夜限りのミュージカル・コンサートが開催され、『トミー』の作詞作曲を手掛けたピート・タウンゼントと監督のデス・マカナフが特別ゲストとして出演しました。

この会場は1992年にミュージカル『トミー』がワールド・プレミアを迎えた場所で、14日のステージでは、1993年のブロードウェイ公演に出演したキャストもパフォーマンスを披露したということです。


『TOMMY '93』