デヴィッド・リー・ロス・バンドの元ギタリスト、バート・ウォルシュが56歳で死去

デヴィッド・リー・ロス・バンドの元リード・ギタリストだったバート・ウォルシュ（Bart Walsh）が、11月2日に56歳で亡くなりました。ウォルシュの家族によると、死因は消化管出血と脱水だったそうです。
 
本来ウォルシュは、ヴァン・ヘイレンのトリビュート・バンドだったジ・アトミック・パンクス（The Atomic Punks）のオリジナル・ギタリストでしたが、そのギター・プレイがデヴィッド・リー・ロスの目に留まり、1999年に行われたデヴィッド・リー・ロスのワールド・ツアーから、バンドのリード・ギタリストとして参加していました。
 
その後、ポイズンのフロントマン、ブレット・マイケルズのソロ・プロジェクトに参加したほか、数年間各地を飛び回り、ギブソン・ギターで何百回というギター・クリニックを開き、バイヤーたちの教育にも携わっていたそうです。
 
最近では、妻デラニーのCDでギタリスト／プロデューサーを務め、スコット・トラヴィス（ジューダス・プリーストのドラマー）をはじめとする友人のミュージシャンらをフィーチャーしたオールスター・プロジェクト「Rock Dawgs」にも参加していました。
 
ウォルシュはハード・ロック系のギタリストとして知られていますが、大叔父は「カントリー音楽の殿堂」入りを果たしたセシル・キャンベル (Cecil Campbell) で、彼の指導を受けて育ったそうです。
 
ウォルシュの訃報を受け、元モトリー・クルーのジョン・コラビがSNSに追悼メッセージを掲載しています。

「バート・ウォルシュ、安らかに。素晴らしい人、才能あるギター・プレイヤー、そして俺がギブソン・ギターで働いていた時は、いつも頼りになる人だった。天国でもギターを弾きながらハッピーでいてほしい。キミがいなくなって寂しくなる」