プリティ・メイズのロニー・アトキンス、新曲「Picture Yourself」のMV公開

現在56歳のアトキンスは2019年に肺ガンと診断され、その後ガンを克服したと発表していましたが、昨年10月、再発したガンがステージ4であることを公表しました。

「正直言って、最初はソロ・アルバムを作るつもりはなかったけど、特に自分の健康状態を含め、様々な理由から挑戦することに決めたんだ」
「2020年のイースターの頃、その6週間前まで健康上の問題はなさそうだと言われていたのに、残念ながらステージ4のガンで、治療は不可能だと言われてね。ものすごいショックだった。それで状況が一変し、しばらくはパニック状態だったよ。でも、気持ちが落ち着いたら、この状況に対処するには二つの方法があることに気付いたんだ。じっとしたまま事実を受け入れて自分を憐れむか、それとも自分を奮い立たせ、目標を決めて夢を追いながら生き続けるのかってね。で、家族や親友たちの支えもあって、後者を選んだんだ」

また、パンデミックの影響でプリティ・メイズ2019年の最新アルバム『Undress Your Madness』のプロモーション・ツアーが当面不可能になったことも、ソロ・アルバムを制作するきっかけになったそうです。

「そうなってしまった事態は、どうやったって変えられないからね。世界全体がロックダウンされ、今後のコンサートは今でも先が見えないし、俺がソロ・アルバムを作るなら今しかないと思ったんだ。俺にはその時間がたっぷりある訳じゃないしね。曲のアイディアはiPhoneに録音していたんだけど、日の目を見ずに終わらせるには良すぎる内容だと思ったし、当時の俺はフラストレーションを和らげるために書きまくっていたんだ」

その後アトキンスは、プリティ・メイズのバンド仲間やプロデューサーのクリス・レイニーらとアイディアを曲にまとめ始めました。
完成したメロディックなロック・アルバムは、クリス・レイニーが制作を監督し、ジェイコブ・ハンセンがミキシングを手掛け、アラン・ソーレンセンらプリティ・メイズのメンバーに加え、元ヨーロッパのキー・マルセロ、キング・ダイアモンドのポンタス・エグバーグ、ソイルワークのビョーン・ストリッドなど多数のゲストが参加しています

◼️Lineup
Ronnie Atkins : Lead and backing vocals 
Chris Laney : Rhythm guitars, keyboards and backing vocals 
Allan Sørensen : Drums 
Morten Sandager : Keyboards 
Pontus Egberg : Bass
Acoustic guitars : Anders Ringman 
Lead guitars / solos : Pontus Norgren, Kee Marcello, Olliver Hartmann, John Berg, Chris Laney 
Additional backing vocals : Chris Laney, Linnea Vikström Egg, Olliver Hartmann, Björn Strid 
Produced by : Chris Laney 
Mixed by Jacob Hansen