リック・ジェームスの新ドキュメンタリー『Bitchin‘』公式クリップ公開

'Funk & War' Official Clip | Bitchin’: The Sound and Fury of Rick James | SHOWTIME Documentary Film


 1981年の大ヒット曲「スーパー・フリーク（Super Freak）」で知られるファンクのアイコン、リック・ジェームスの波乱万丈な生涯を描いた新ドキュメンタリー『Bitchin’ : The Sound and Fury of Rick James』の公式クリップが公開されました。

この作品は、今年のトライベッカ映画祭で初上映され、日にちは発表されていませんが、米ケーブルTV「Showtime」で放映される予定です。

クリップでは、ジェームスのコンサート映像や、彼の同僚、友人、バンド仲間らの新たなインタヴューがフィーチャーされ、ジェームスがいかにしてファンク・ミュージックにポップの感性を与え、商業的に成功させていったのかが語られており、元Pファンクのブーツィー・コリンズは、「ファンクと戦争では、全てが公平だ」とコメントしています。

本編には、未公開のホームビデオや、ジェームスとの過去のインタヴュー映像も収録されているそうです。

監督のサッシャ・ジェンキンスは、次のように語っています。
「リックの “ワイルド” な側面が、たびたび天性の音楽的才能を失墜させたこともありましたが、彼の人生の方程式は、完全なものを作るためのあらゆる要素から成り立っているのです。我々の目的は、夢を追いかけ、幾度となく悪魔に忍び寄った素晴らしいアーティストの偏りのない姿を描くことでした。今でも、彼がファンクとポピュラー音楽、文化に与えた影響は比類なきもので、最終的にトップへと上り詰めた姿は、どんなに純化したコカインよりも人々を引き付けるのです」

リック・ジェームスは、プリンスらと共に80年代のファンク／ソウル・シーンを牽引していましたが、当時からドラッグや性的暴行などのスキャンダルが絶えず、2004年に薬物中毒と心不全により、56歳の若さで他界しています。