伝説のマスターピース『キーボード・ファンタジーズ』で知られるビヴァリー・グレン・コープランド、20年ぶりの新作が完成

ビヴァリー・グレン・コープランドは1944年生まれのミュージシャン。音楽的にはアフロ、ジャズやフォークを軸にしながらジャンルに囚われない自由な作品を残してきたシンガー・ソングライター。これまでリリースしたわずかな作品が高評価ながらいずれもレアでカルトな名盤化、それが21世紀に入って発見され一躍注目を浴びた人物。2020年以降過去の作品のリワークでリリースはありましたが、今回20年ぶりとなるオリジナル新録での作品がリリースされることになりました。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

伝説のマスターピース『キーボード・ファンタジーズ』で知られるカナディアン/アメリカンのシンガー、ソングライター、コンポーザー、ビヴァリー・グレン・コープランドの新作が完成。

約20年ぶりとなる新曲で構成されたアルバム『ザ・ワンズ・アヘッド』、リリース。


●混乱する世界で不変のものがある。人は互いを必要とする。すべての動きは、他の人とぶつかり合い、稼働する。私たちは誰ひとりとして孤立しておらず、誰ひとりとして静止していない。ビヴァリー・グレン・コープランド(Beverly Glenn-Copeland)は、音楽を、これらの真理から深く学んでいる。フィラデルフィアに生まれ、カナダを拠点に活動するこのシンガー、ソングライター、コンポーザーは、数十年にわたり、無数の音楽的実践を、「音楽は、私たちを互いに閉ざすものから解放してくれる」という、ひとつの光り輝く信念に向かっておこなってきた。彼の多岐にわたる作品群は、人生を貫く美と痛み、そして癒しへの大きな能力に身を委ね、その勇気を共有するよう、無防備な真摯さを持って、あなたを誘う。グレン・コープランドのニュー・アルバム『The Ones Ahead』は、約20年ぶりの新曲集で、こうした探求をさらに深め、私たち皆が如何にこの世の害悪を解消し、次の時代に向けて互いを前進させるべきかを探る光を放つ。グレン・コープランドは、彼の最初のヨーロッパツアーに同行したバンド、インディゴ・ライジング(Indigo Rising)とのコラボレーションで、プロデューサーのジョン・ハーバーマン(John Herbermann)と共に『The Ones Ahead』をレコーディング。そのプレイは、複雑な質感のエレクトロアコースティックのアレンジに、映画のような豊かさを与えている。グレン・コープランドとインディゴ・ライジングのライヴを観たハーバーマンは、このアルバムをフロアからのライヴ・レコーディングとし、グループ間のダイナミックな相互作用を捉えた。ミュージシャンたちの絆と、互いへの深い信頼が、これらの曲を通して輝いている。

●アメリカを離れカナダで音楽の勉強をはじめてから9年後の1970年、ビヴァリー・グレン・コープランドは2枚のセルフ・タイトルのアルバムをリリースした。これらは、クラシックやジャズに対しての鋭い洞察力を示した作品で、詩がレイヤーされ、当時のベスト・プレイヤーの数名が参加していた。そのオリジナル・プレスは今や数千ドルで取引されている。その後、彼の最高傑作とされ、カセットで僅か数百本リリースされた『Keyboard Fantasies』を1986年に発表するまで、ビヴァリー・グレン・コープランドはレコーディング・アーティストとして姿を消していた。時は流れ、『Keyboard Fantasies』から30年後、日本のレコード・コレクター、リョウタ・マスコ(Ryota Masuko)は『Keyboard Fantasies』のカセットの1本に出会い、他の音楽ファン達に彼の音楽を伝えるという大きな使命を果たした。噂は広まり、グレン・コープランドに対するカルト的な支持が急速に集まっていった。ライヴ・パフォーマンスに対するリクエストが繰り返され、グレン・コープランドはそれを了承。インディゴ・ライジングと呼ばれる若いミュージシャンによるバンドを結成し、カナダとヨーロッパで初めてのショーを行なった。そして2020年、グレン・コープランドは、自身のキャリアを網羅する約15年振りの新作品『Transmissions』(初期作品や『Keyboard Fantasies』からのコンポジション、新旧含む未発表曲、ライヴ・ヴァージョン等を収録)をリリース。2021年には『Keyboard Fantasies』がリイシューされ、同アルバムの収録曲を様々なアーティスト(Bon Iver & Flock of Dimes、Julia Holter、Arca、Ana Roxanne、Kelsey Lu、Blood Orange、Joseph Shabason & Thom Gill、Jeremy Dutcher)が再加工/再想像したアルバム『Keyboard Fantasies Reimagined』もリリースされた。

■More info:Big Nothing

商品情報
ビヴァリー・グレン・コープランド『ザ・ワンズ・アヘッド』
Beverly Glenn-Copeland/The Ones Ahead


ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
TRANS674CDJ[CD/国内流通仕様]

1. Africa Calling
2. Harbour(Song For Elizabeth)
3. Love Takes All
4. People Of The Loon
5. Stand Anthem
6. The Ones Ahead
7. Prince Caspian's Dream
8. Lakeland Angel
9. No Other
商品情報
ビヴァリー・グレン・コープランド
『Keyboard Fantasies』


Amazon Music・MP3(JAN 01 1986)¥1,200
CD(2021/4/14)¥2,247
商品情報
ビヴァリー・グレン・コープランド
『Transmissions:The Music Of Beverly Glenn-Copeland』


Amazon Music・MP3(SEP 25 2020)¥1,800
CD(2021/4/14)¥2,247
商品情報
ビヴァリー・グレン・コープランド
『Beverly Copeland』


Amazon Music・MP3(JAN 01 1970)¥1,800
この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

幻のアルバム 失われた音を求めて

幻のアルバム 失われた音を求めて

3,630円
俺たちの1000枚 10Artists × 100Albums

俺たちの1000枚 10Artists × 100Albums

2,200円
歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター

歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター

2,200円
ディスク・コレクション レア・グルーヴ

ディスク・コレクション レア・グルーヴ

2,420円

RELATED POSTS

関連記事

記事が見つかりませんでした

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ