PJハーヴェイ、2023年10月、パリのオランピアでおこなわれたライヴの映像を公開

PJハーヴェイは7年ぶり10作めとなる最新作『アイ・インサイド・ジ・オールド・イヤー・ダイイング』が7月に発売になりましたが(4月27日MLCニュース参照)、その一環でパリはオランピア劇場で行なったライヴの映像を公開しました。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

PJハーヴェイ、2023年10月、パリのオランピア(L'Olympia)でおこなわれたライヴの映像を公開。第66回グラミー賞「Best Alternative Music Album」ノミネート。最新アルバム『I Inside The Old Year Dying』、発売中。
★PJ Harvey - Olympia, Paris - ARTE Concert

Artists:PJ Harvey, John Parish, James Johnston, Giovanni Ferrario, and Jean-Marc Butty
Powered by Walter Films
Directed by Antoine Carlier
Broadcasted on Arte
Management:Sumit Bothra and ATC Management
Label:Partisan Records
★最新アルバム『I Inside The Old Year Dying』、発売中。

・第66回グラミー賞「Best Alternative Music Album」ノミネート
・MOJO「75 Best Albums of 2023」、2位
・The Quietus「Albums Of The Year 2023」、2位
・Les Inrock「Best Albums of 2023」、2位
・Record Collector「Best New Albums of 2023」、2位
・Uncut「75 Best Albums of 2023」、4位
・The New Yorker: Amanda Petrusich「Best Music of 2023」、10位

PJハーヴェイ、7年振りの新作が完成。

新しい始まりへの感覚に満ちた10枚目のアルバム『アイ・インサイド・ジ・オールド・イヤー・ダイイング』、リリース。


●プロデュース:フラッド&ジョン・パリッシュ

●グラミー賞にもノミネートされた『The Hope Six Demolition Project』以来となるPJハーヴェイ(PJ Harvey)のニュー・アルバム『アイ・インサイド・ジ・オールド・イヤー・ダイイング(I Inside the Old Year Dying)』は、パルチザンン・レコーズ(Partisan Records)より、7月7日にリリースされる。アルバムのプロデュースは、長年のコラボレーターであるフラッド(Flood)とジョン・パリッシュ(John Parish)が手掛けた。確かに、ハーヴェイは、そのキャリアを通じて、それぞれの段階で自身を新しい場所に連れて行くことを常に保証してきた。しかし、彼女の新曲は、彼女自身の基準からみても、大胆で独創的である。新しい始まりへの感覚に満ちており、最も魅力的な方法で、その創造的な大胆さと、開放的で心地よい感覚を兼ね備えている。「休息空間、慰め、快適さ、癒し。今の時代にはタイムリーだと思う」とハーヴェイは新曲群について語る。『I Inside the Old Year Dying』の物語は6年前に遡り、2017年の前作のツアーの終了と、その直後のハーヴェイの心境に至る。彼女が痛感したのは、アルバムとツアーの終わりなきサイクルのどこかで、音楽そのものとのつながりを失っていたことであり、その実感は言葉にならないほど悩ましいものだった。しかし、2つのことが、彼女を新しい歌や音楽、サウンドの方向性へと向かわせるようになった。ひとつは、『The Hope Six Demolition Project』期のシカゴで、アーティストで映画監督のスティーヴ・マックイーン(Steve McQueen)に会ったときの記憶だ。彼からのアドヴァイスは、「言葉、イメージ、音楽について自分が好きなものを思い出し、『アルバム』を書くという概念を捨て、この3つの情熱に集中し、プレイしなさい」というものだった。もう一つは、シンプルに「演奏する」という行為だった。ギターを手にしたり、ピアノの前に座ってニーナ・シモン(Nina Simone)やボブ・ディラン(Bob Dylan)といったアーティストのお気に入りの曲をプレイすることで、音楽という芸術に対する情熱を再確認することができたのだ。ハーヴェイが新曲を書き始めたとき、アルバム、ツアー、アルバム、ツアーのサイクルに戻る最初のステップというよりも、音楽自身のために音楽を作るという解放感があった。彼女は、過去にサウンドトラックや劇場での音楽活動で感じた創造的な自由の感覚を引き出していた。同時に、彼女の視点は、『Let England Shake』や『The Hope Six Demolition Project』の大きなテーマ(戦争、政治、世界を見つめる)から、より親密で人間的なものへと変化していた。「(新曲は)3週間くらいで私の中から出てきた。スタジオはライヴ演奏用に設置され、私たちはそれしかしなかった」とハーヴェイは語る。『I Inside the Old Year Dying』が非常に手触りの良い、人間的なレコードであるとすれば、それは収録されているほぼすべてがインプロヴィゼーションに根ざしているためでもある。この作品には、何か深い高揚感と救いが存在する。「アルバムは、探し求めること、つまり初恋の激しさ、そして意味を求めることをテーマにしていると思う。でも、このアルバムから感じられるのは、愛だ。それが、この作品をとても歓迎すべきもの、つまりオープンなものにしていると思う」とハーヴェイは語る。

●PJハーヴェイはキャリア開始当初から注目を集め、マーキュリー・プライズを2度以上受賞した唯一のミュージシャンである(2001年の『Stories From The City, Stories From The Sea』と2011年の『Let England Shake』)。詩人、ヴィジュアル・アーティスト、ミュージシャン、ソングライターとしても活動する彼女の作品は、鮮やかで吸収力があり、強く個性的であることが注目される。母国イギリスでチャートの1位を獲得した『The Hope Six Demolition Project』のリリース以来、舞台や映画のための作曲を手がけ、最近ではシャロン・ホーガン(Sharon Horgan)のミニ・シリーズ『Bad Sisters』が高く評価されている。

■More info:Big Nothing
[アルバム情報]
PJハーヴェイ『アイ・インサイド・ジ・オールド・イヤー・ダイイング』
PJ Harvey/I Inside The Old Year Dying

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
PTKF3032-2J[CD/国内流通仕様]
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付

商品情報
PJハーヴェイ
『I Inside the Old Year Dying』


Amazon Music・MP3(JUL 07 2023)¥1,800

1. Prayer at the Gate
2. Autumn Term
3. Lwonesome Tonight
4. Seem an I
5. The Nether-edge
6. I Inside the Old Year Dying
7. All Souls
8. A Child’s Question, August
9. I Inside the Old I Dying
10. August
11. A Child’s Question, July
12. A Noiseless Noise

商品情報
PJ Harvey
『Dry Demos』


CD(2020/7/24)輸入盤
LP(2020/7/24)輸入盤

商品詳細
PJハーヴェイ
『Rid Of Me』


Amazon Music・MP3(1993/4/4)¥2,100
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