マイ・モーニング・ジャケット、3年半振りとなる新作が完成。ブレンダン・オブライエンをプロデュースに迎えた10作目『イズ』リリース

マイ・モーニング・ジャケットが、3月21日に新アルバム『Is』をリリースすると発表し、リード・シングル「Time Waited」のミュージック・ビデオを公開しました。

新作のリリースは、2021年のアルバム『My Morning Jacket』(2021年8月25日MLCニュース)以来となり、バンドは2001年のセカンド・アルバム以降、フロントマンのジム・ジェイムズが全スタジオ・アルバムのプロデュースを手掛けていましたが、今回は名プロデューサーのブレンダン・オブライエンが担当しており、ジェイムズは次のように語っています。

「僕は今まで、手放しで誰かに舵を取らせることができませんでした。一歩下がって、私たちよりも遥かに多くのレコードを制作した人にコントロールを委ねるのは、まるで幽体離脱のような体験でした。でも最終的には、今までにないほどこのプロセスを楽しむことができました」 

なお、マイ・モーニング・ジャケットは、2013年から音楽フェス「ワン・ビッグ・ホリデー」を主催しており、2025年のイベントは、フロリダ州ミラマービーチのシースケープ・リゾートで4月3日から5日まで開催される予定です。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

マイ・モーニング・ジャケット、3年半振りとなる新作が完成。ブレンダン・オブライエンをプロデュースに迎えた10枚目のアルバム『イズ』、リリース。アルバムより、ファースト・シングル/ビデオ「Time Waited(タイム・ウェイテッド)」を公開。

3月21日に発売されるマイ・モーニング・ジャケット(My Morning Jacket)のニュー・アルバム『is』より、ファースト・シングル/ビデオ「Time Waited」が公開された。ダニー・クリンチ(Danny Clinch)が監督したビデオは、バンドの歴史を通して撮影されたアーカイヴ写真を散りばめた新しいパフォーマンス映像をフィーチャーしている。広い視野に立ったロマンチシズムと、愛の本質的なもろさへの切ない認識が同居する、時代を超えたこのラヴ・ソングは、ペダル・スティールの名手であるバディ・エモンズ(Buddy Emmons)の失われた名アルバム『Emmons Guitar Inc.』から抜き出した、魅惑的なピアノ・パートのサンプルから生まれた、

「そのピアノのイントロをループにして、散歩に行きながら聴いていたら、メロディが浮かんできた。長い間、歌詞が浮かばなかったが、カフェにいて曲が流れている夢を見て、その曲の歌詞が “Time Waited” の歌詞になった。この歌詞は、時間というものがいかに柔軟であるか、私たちがいかに時間を曲げたりゆがめたりできるか、特に私たちが自分の心に従っていれば、宇宙や時間そのものが私たちと共に流れることができる、ということを歌っている」とバンドのヴォーカル/ギタリスト、ジム・ジェイムズ(Jim James)は言う。

【リリース情報】2025.3.21 ON SALE[世界同時発売]

マイ・モーニング・ジャケット『イズ』
My Morning Jacket/Is

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
ATO0688CDJ[CD/国内流通仕様]ATO0688LPIJ[LP/国内流通仕様]
定価:未定[CD/国内流通仕様]未定[LP/国内流通仕様]
世界同時発売、解説付

商品情報
My Morning Jacket
『is』


Amazon CD(2025/3/21)輸入盤
1. Out In The Open
2. Half A Lifetime
3. Everyday Magic
4. I Can Hear Your Love
5. Time Waited
6. Beginning From The Ending
7. Lemme Know
8. Squid Ink
9. Die For It
10. River Road

●マイ・モーニング・ジャケット(My Morning Jacket)は待望のニュー・アルバムをATOレコーズから3月21日にリリースすることを発表した。グラミー賞を3度受賞したブレンダン・オブライエン(Brendan O’Brienブルース・スプリングスティーン、パール・ジャム)がプロデュースした『is』は、彼らにとって10枚目のスタジオ・アルバムであり、3年以上ぶりのフル・アルバムとなる。25年以上もの間、マイ・モーニング・ジャケットは、ロックンロールの世界では信じられないほど稀な偉業を成し遂げてきた。それは、長い間確立された文化的なレガシーを守りつつ、初期の頃の好奇心とクリエイティヴなハングリー精神のすべてを持続させるというものだ。ケンタッキー州ルイヴィル育ちの5人組[(ヴォーカリスト/ギタリストのジム・ジェイムズ、ベーシストのトム・ブランケンシップ(Tom Blankenship)、ギタリストのカール・ブローメル(Carl Broemel)、ドラマーのパトリック・ハラハン(Patrick Hallahan)、キーボーディストのボ・コスター(Bo Koster)]にとって、記念碑的な一歩となる本作で、彼らは再びサウンドの限界を広げ、芸術性をかつてない高みへと昇華させる。結果、音楽はあらゆる種類の啓示のための導管であるという自らの信念を、これまでで最も見事に実現した作品が完成した。ロサンゼルスの「Henson Recording Studios」でレコーディングされた本作では、マイ・モーニング・ジャケットは、ロック界で最もリスペクトされるプロデューサーの一人で、グラミー賞を幾度も受賞するブレンダン・オブライエンと組むことで、通常のセルフ・プロデュースというアプローチから逸脱した。1999年のデビュー作『The Tennessee Fire』以来、バンドの全スタジオ・アルバムをプロデュースもしくは共同プロデュースしてきたジェイムズにとって、オブライエンと仕事をするという決断は、「自らのプロセスをオープンにし、マイ・モーニング・ジャケットの独創的でありながらニュアンスのあるサイケ・ロックの形成に外部のクリエイティヴな力を介入させたい」という新たな意欲から生まれた。『Rolling Stone』誌が「The 500 Greatest Albums of All Time」に選んだ2005年の傑作『Z』から20周年を迎えるマイ・モーニング・ジャケットの『is』は、進化し続けるバンドの作品群における新たなマイルストーンであると同時に、彼らの歴史的に見事でハードなライヴ・パフォーマンスに新たなエネルギーを吹き込む機会でもある。

●マイ・モーニング・ジャケットはこれまでに9枚のスタジオ・アルバムをリリース。2008年の『Evil Urges』、2011年の『Circuital』、2015年の『The Waterfall』はグラミー賞の「ベスト・オルタナティヴ・アルバム」にノミネートされている。2020年の夏には8枚目のアルバム『The Waterfall II』をリリース。このアルバムからは、シングル「Feel You」がヒットし、『Triple A』と『Billboard』の「Adult Alternative Songs」でバンド史上初めて1位を獲得。2021年10月には目下の最新作となるセルフ・タイトル作『My Morning Jacket』をリリースした。

■More info:Big Nothing

商品情報
マイ・モーニング・ジャケット
『マイ・モーニング・ジャケット』


Amazon Music(2021/10/22)¥1,800
Amazon CD(2021/10/22)¥2,750
商品詳細
マイ・モーニング・ジャケット 
『Waterfall』


Amazon Music(2015/5/4)¥1,500
Amazon CD(2015/5/4)輸入盤
商品詳細
マイ・モーニング・ジャケット 
『Waterfall II』


Amazon Music(2020/8/28)¥1,600
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