ポリッジ・レディオ、明日発売の新作よりシングル「God Of Everything Else」リリース＆ヴィジュアライザーも公開

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ブライトンDIYシーンをリードするダナ・マーゴリン率いるインディ・ロック・バンド、ポリッジ・レディオ。10月18日発売のニュー・アルバム『Clouds In The Sky They Will Always Be There For Me』より、サード・シングル「God Of Everything Else」をリリース＆ヴィジュアライザーも公開。

ポリッジ・レディオ（Porridge Radio）は、シークレットリー・カナディアン（Secretly Canadian）から10月18日にリリースされるニュー・アルバム『Clouds In The Sky They Will Always Be There For Me』からのニュー・シングル「God Of Everything Else」を公開した。この曲は、BBC 6 Musicのプレイリスト入りした前シングル「Sick of the Blues」と「A Hole In The Ground」に続くもので、先日パリのポンピドゥー・センターで行なわれたソールドアウト公演のスチール写真を使ったヴィジュアライザーで公開された。

「ひどい恋愛の後、私はヘドがでるような存在で、全く重要でなく、かつて持っていた力を完全に使い果たしてしまったように感じた。その力を取り戻すために自分に嘘をついた。あなたは私にこんなことをしたけど、私は他のすべてに対しての神なの（God Of Everything Else）。くたばれ。これは、『常に解離し、常に痛みに苦しみ、どこにも居場所がなく何時間も街をさまよい、決して立ち止まることなく虚無と向き合い、常にそこから逃げ続け、決して癒されることなく、他人の中に自分を見出そうとし、次の一歩をどこに踏み出すべきか手がかりもない』ことについての曲。また、女性らしさについての歌でもある。どうしたら女性になれるのだろうと悩み、それを難なくこなしている人を見て、もし彼女のようになれたら楽だろうかと考える。もちろん、それは違うけど」とバンドのフロント、ダナ・マーゴリン（Dana Margolin）は語る。

●2024年10月18日、ポリッジ・レディオはシークレットリー・カナディアンより4枚目のアルバム『Clouds In The Sky They Will Always Be There For Me』をリリースする。本作は、燃え尽き症候群、音楽業界、失恋、そしてバンドのリーダーであるダナ・マーゴリン自身がアーティストとしての技巧に没頭していくことにインスパイアされた青春の瞬間だ。マーゴリンの冷酷なまでに自問自答するその作風は、アルバム全体を通して忍耐強く構築され、悲劇的なまでに激しく、これまでで最も影響力のあるバンドのサウンドとマッチする。「ほとんどすべての曲は詩から始まった」と、マーゴリンはこれまでとは違った曲を書くアプローチについて語る。ソングライターは常に音楽のトリックの背後に隠れることができるということを学んだ彼女は、「しかし、詩では隠れることはできない」と続ける。『Waterslide, Diving Board, Ladder To The Sky』を引っ提げた絶え間ないツアーが終わった2023年の初頭は、マーゴリンにとってアイデンティティ、創造性、家族について考え、節々に疑問を投げかける時期だった。彼女は「自分自身を傷つけることなく創造性を維持するにはどうすればいいか」と、進むべき道を見つけ出したいと考えていた。同時に、燃え尽き症候群から立ち直った後、短期間ではあったが激しい恋愛関係に終止符が打たれた。リード・シングルの「Sick of the Blues」でも明らかなように、この恋愛とその後の失恋は、『Clouds In The Sky They Will Always Be There For Me』を構成する曲の発端になった。「このアルバムの多くは、より熱狂的で絶望的な愛について歌っている」とマーゴリンは言う。長年、ビッグ・シーフ（Big Thief）やローラ・マーリング（Laura Marling）のエンジニアを務めてきたドム・モンクス（Dom Monks）のプロデュースによる『Clouds In The Sky They Will Always Be There For Me』は、2024年初頭にフルームでレコーディングされた。マーゴリン（guitar, vocals）、ジョージー・スコット（Georgie Stott：keyboards, backing vocals）、サム・ヤードレイ（Sam Yardley：drums, keyboards）、ダン・ハッチンス（Dan Hutchins：bass）によるバンドは、これまで以上に緊密にアルバム制作に取り組み、今回は全員がプロデューサーと同じ部屋でレコーディングをおこなった。「私たちは、非常に特殊で感情的に激しいライヴをするバンドとして知られているけど、ドムはその感覚を伝える方法を知っていた」とマーゴリンは語る。そして、真の創造的飛躍を遂げたという意気込みを持って、マーゴリンはアルバムを振り返る。「初めて何かを作ったような気がする。バンドとしての私たちの友情と、一緒に演奏することから学んだことに関して、何かを捉えた。自分の直感にとことん従うこと、友人とその忠誠心を信じること、人ときちんと喧嘩して、それでも一緒に戻ってこられる自分を信じること。レコードを作ることが私の人生であり、仕事であり、楽しみなのだから。すべてがこのことに結びついていて、私を傷つけない方法がここには存在する」とマーゴリンは語る。

●近年、新たなコレクティヴとして独自のスタイルを形成しているブライトンのDIYシーン。ポリッジ・レディオはその筆頭として知られる。2015年、フロントパーソン、ダナ・マーゴリンによってバンドはスタート。2016年にはデビュー・アルバム『Rice, Pasta and Other Fillers』をリリースし、倉庫でライヴ・レコーディングされたその生々しいサウンドが話題となった。2019年にはシークレットリー・カナディアンと契約し、2020年3月にセカンド・アルバム『Every Bad』をリリース。アルバムは『Pitchfork』の「Best New Album」に選ばれるなど高い評価を獲得し、マーキュリー・プライズにもノミネートされた。2022年5月には、目下の最新作となるサード・アルバム『Waterslide, Diving Board, Ladder To The Sky』をリリースした。

■More info：Big Nothing

【リリース情報】2024.10.18 ON SALE［世界同時発売］

ブライトンDIYシーンをリードするダナ・マーゴリン率いるインディ・ロック・バンド、ポリッジ・レディオ。

UKトップ40ヒットを記録した前作から2年半、自身4枚目となるアルバム『クラウズ・イン・ザ・スカイ・ゼイ・ウィル・オールウェイズ・ビー・ゼア・フォー・ミー』が完成。

●プロデュース：ドム・モンクス（ビッグ・シーフ、ローラ・マーリング）