18歳が聞かせる“どフォーク・ブルース”に震える──新星マリン・ブラッドレイ、デッカよりデビュー

©︎ Ethan Porter
デッカから新人の女性シンガー・ソングライターがデビューです。弱冠18歳、しかも演奏するのはホンモノもびっくりレベルのフォーク・ブルース。2023年にインディからリリースされたデビュー作をデッカがほぼ手を加えることなく再リリース、しかもそれが15歳の時の録音というのも驚きですが、達者なギタープレイに幼ささえ感じる歌声に震えること請け合い。まずはぜひご一聴ください。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

マリン・ブラッドレイがデッカと契約しデビュー作の再リリースが決定 最新シングルも配信スタート。
アイルランド出身の女性ギタリスト、マリン・ブラッドレイが英デッカと契約し、2023年に発売された彼女のデビュー・アルバム『I Kept These Old Blues』が同レーベルから2月28日に再リリースされることが決定した。また、最新シングル「When The Levee Breaks」の配信がスタートしている。
スキップ・ジェイムスやブラインド・ブレイク、エリザベス・コットンなどの戦前ブルースやフォークに影響を受けたスタイルを持った、現在18歳のマリン。2023年、ジュールズ・ホランドが年末に行なっている人気番組『ジュールズ・アニュアル・フーテナニー』に出演して大きな話題を呼び、アイルランドで最も輝かしい新進気鋭のスターの一人としての地位を確立した。

『I Kept These Old Blues』は、彼女が15歳の時にレコーディングされたデビュー・アルバムで、今回はケヴィン・リーヴスによるリミックス、リマスターを施してデッカ/ヴァーヴからの再リリースとなる。殆どの曲が1~2テイクで録音された本作は、2023年に一度「Tompkins Square」からリリースされてすぐに初回プレスが完売し、コレクターズ・アイテム化していたが、今回ファン待望の再商品化となる。

また、配信がスタートしたシングル「When The Levee Breaks」は、メンフィス・ミニーとカンザス・ジョー・マッコイが1929年に発表した曲。マリンはこの曲を英人気番組『レイト・レイト・ショー』で昨年披露し、話題を呼んだ。今回のリリースについて、マリンは「この曲は、おそらくライヴで演奏するのが一番好きな曲です。メンフィス・ミニーは私のヒーローの1人で、彼女のギター・ピッキングが大好きです。私のアレンジは、フィラデルフィアの戦前ブルースをリヴァイヴァルさせた立役者でもあるアリ・アイジンジャーの演奏へ捧げたものです。彼は間違いなく私の演奏に最も強い影響を与えた一人です」と語っている。
■リリース情報

マリン・ブラッドレイ AL『I Kept These Old Blues』
2025年2月28日リリース

予約・試聴
商品詳細
Muireann Bradley
『I Kept These Old Blues』


Amazon Music(DEC 08 2023)¥1,600
1. Candyman
2. Richland Woman Blues
3. Police Dog Blues
4. Shake Sugaree
5. Vestapol
6. Stag O Lee
7. Green Green Rocky Road
8. Frankie
9. Police Sergant Blues
10. Buckdancer’s Choice
11. Delia
12. Freight Train
13. When The Levee Breaks

■マリン・ブラッドレイ リンク情報
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