NYブルックリン発のデイジー・ザ・グレートがニュー・アルバム・リリース、新曲「Dog」でクマのプーさんをモチーフにしたMVも公開中

MLCでは初紹介のデイジー・ザ・グレートはニューヨークはブルクリンを拠点に活動する、ケリー・デューガンとミナ・ウォーカーの女性二人からなるインディ・ポップ・デュオ。同地出身の先達で言えばトーキング・ヘッズやヤー・ヤー・ヤーズを、同世代の女性アーティスト/グループとしてはセイント・ヴィンセント、ボーイジーニアスなどを思い浮かべさせる、ギター・オリエンテッドなオルタナ・ロック/ポップを鳴らします。2019年に『I'm Not Getting Any Taller』でアルバム・デビュー、2022年にセカンド『All You Need Is Time』発表後、昨年秋リリースされたEP「Spectacle:Daisy the Great vs. Tony Visconti」はそのタイトル通りトニー・ヴィスコンティのプロデュース。そんなターニング・ポイントを経ての今回最新作『The Rubber Teeth Talk』は、今後二人の代表作になるであろう充実した内容になっています。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ガールズ・ロックの決定版、NYブルックリン発のデイジー・ザ・グレートがニュー・アルバム『The Rubber Teeth Talk』をリリース、新曲「Dog」でクマのプーさんをモチーフにしたMVも公開中

©︎ Christine Mooijer
ニューヨークはブルックリンを拠点とするインディ・ポップ・バンド、デイジー・ザ・グレート(Daisy the Great)がニュー・アルバム『The Rubber Teeth Talk』をリリース。グラミー賞受賞プロデューサーのキャサリン・マークス(ボーイジーニアス、セイント・ヴィンセント、アラニス・モリセット)とタッグを組み、ジャンルを超越した多次元的ななサウンドをいっそう進化させ、フック満載の複雑なハーモニーを強化させている。

ミナ・ウォーカー(Mina Walker)とケリー・ドゥーガン(Kelley Dugan)をメインとするデイジー・ザ・グレートとのアルバム制作について、プロデューサーのキャサリン・マークスはこう語る。

「アルバムを制作しながら、私たちはたくさん笑ったけれど、少し涙を流す機会もたくさんありました。初めて曲を聴いたときから、すぐさま彼女たちの世界に引き込まれました。彼女たちのストーリーテリングに沿ったそれぞれの曲のために、私たちが創造したキャラクターと音のアイデンティティが大好きです。このアルバムは紛れもなく彼女たちらしさが溢れていて、大好きです」

昨年秋に発表されたEP『Spectacle:Daisy the Great vs. Tony Visconti』を、グラミー賞受賞プロデューサーのトニー・ヴィスコンティ(T・レックス、デヴィッド・ボウイ)と制作。実験的で万華鏡のような楽曲が高評価を獲得した。続くこのニュー・アルバム『The Rubber Teeth Talk』では、クセになる変幻自在のサウンドを展開し、デイジー・ザ・グレートの無限の可能性を窺わせる。
全11曲から成るアルバムのオープニングを飾る「Dog」では、これまで以上にキレと即効性を備えたソングライティングが発揮されている。

「 “Dog” は、ある憂鬱な日にニューヨークの街角を、長く散歩しながら書いた曲です」と、ケリー・ドゥーガンは語る。「ウエストヴィレッジの縁石の濁った水たまりに、うつ伏せになって倒れている、クマのプーさんのぬいぐるみを見て、『あ、これ私だ』と思ったんです。まるでニューヨークの街から届けられた小さなおかしな贈り物のようで、大人になることに幻滅していた私を笑顔にしてくれました」

フィオナ・アップル、ザ・サンデイズ、デヴィッド・ボウイ、ダーティ・プロジェクターズ、リズ・フェアといった“他の誰とも比較できない” アーティストたちを、インスピレーションの源として挙げるデイジー・ザ・グレートは、唯一無二の存在であることにこだわり、リスナーを自然に増やしてきた。ニューアルバム『The Rubber Teeth Talk』においては、完璧なハーモニーと鋭いメロディ感覚のみが唯一のルールであり、各曲が驚くべき独自の存在感を放っている。また、声そのものが楽器であることを改めて教えてくれる。
初のヘッドライナーツアーを終えた後、ニューヨークでニュー・アルバムの制作に入ったデイジー・ザ・グレートの2人は、過去2年間の不思議な体験や夢から種を採取し、潜在願望が無意識のうちに現れる夢の歪んだロジックに着目。自分たちの生活の中で起こる “大切なことと、ちっぽけなこと” の両方が反映されていると説明する。2人は毎日一緒に曲を書き、バンド仲間のナルド・オチョア(Nardo Ochoa)とマッティ・デュニエツ(Matti Dunietz)とそれらを共有し、彼らの協力の下にデモを制作。グラミー賞受賞プロデューサーのキャサリン・マークスとバンドは、ニューヨークのデュニエツの地下スタジオでプリプロダクションを行い、その後ブルックリンのスタジオGで完成させた。

「バンドのメンバーは、レコーディングがない日でも、全員が毎日来ていました。まるで家族のように。冗談を言い合ったり、口論したり、ジャムセッションをしたり。クールなサウンドを見つけようと、じっくり時間を掛けました。私たちは、このアルバムがとても実り豊かで、たくさんの小さなポケットをもった……つまり異なる世界を併せ持ちたいと考えました」

歌詞は、デューガンとウォーカーの個人的な体験から生まれているものの、彼らは友人として、またアーティストとして互いに親密な繋がりをもっている。

「アルバム収録曲の多くは、自己認識、比較、ある意味で不安について歌われています。恐怖心と、全て上手くいくのだと自分を信じることについても歌われています。これは冒険、もしくは旅だと信じること、そうすれば混乱を乗り越える方法が見つかるのです」
■リリース情報

Daisy the Great(デイジー・ザ・グレート)

アルバム『The Rubber Teeth Talk』配信中
レーベル:S-Curve Records

配信リンク

 
商品詳細
Daisy the Great
『The Rubber Teeth Talk』


Amazon Music(JUN 27 2025)
1. Dog
2. Lemon Seeds
3. Ballerina
4. Dream Song
5. Mary's At The Carnival
6. Lady Exhausted
7. Swinging
8. Rest Of My Life
9. Bird Bones
10. Everywhere
11. Sue Me Alice
■Music Videos
「Dog」
「Bird Bones」
「Mary's At The Carnival」
「Ballerina」

■Follow Daisy the Great:
YouTube
Instagram
Facebook
X
TikTok
商品詳細
Daisy the Great
『I’m Not Getting Any Taller』


Amazon Music(JAN 18 2019)
商品詳細
Daisy the Great
『All You Need Is Time(Deluxe Edition)』


Amazon Music(OCT 28 2022)
商品詳細
Daisy the Great
「Spectacle:Daisy the Great vs. Tony Visconti」


Amazon Music(SEP 27 2024)
この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ディスク・コレクション 女性シンガー・ソングライター

ディスク・コレクション 女性シンガー・ソングライター

2,530円
CROSSBEAT Presents from PUNK to POST-PUNK

CROSSBEAT Presents from PUNK to POST-PUNK

1,980円
ポストパンク・ジェネレーション 1978-1984

ポストパンク・ジェネレーション 1978-1984

3,850円
ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集

ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集

2,420円

RELATED POSTS

関連記事

記事が見つかりませんでした

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ