リヴァプールのサーカ・ウェーヴス、新作が完成。1月に先行配信されたパート1と一体化した『デス＆ラヴ』10月リリース

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

リヴァプールのインディ・ロック・バンド、サーカ・ウェーヴスの新作が完成。フロントマン、キエラン・シュッダルの臨死体験により生まれた2枚のアルバムをカップリングした『デス＆ラヴ』、リリース。

「Cherry Bomb」はザ・ストロークス（The Strokes）を彷彿とさせる、弾けるような、ゆったりとしたインディ・ナンバーだ。フリーフォームのヴァースから始まり、甘美なコーラスで「あなたのためなら何でもしてくれる人について歌っている。あなたのために戦いに飛び込んでくれる人、落ち込んでいる時にビールを飲みに連れて行ってくれる人、あなたを平静に保ってくれる人、そしてとにかくちょっとイカした人。人生にはみんなチェリー・ボムが必要だ」と歌う。また、ギタリストのジョー・ファルコナー（Joe Falconer）が監督したミュージック・ビデオも公開された。

●リヴァプールのインディ・バンド、サーカ・ウェーヴス（Circa Waves）は、ニュー・アルバム『Death & Love Pt.2』を2025年10月24日にロウワー・サード／［PIAS］（Lower Third／［PIAS］）よりリリースする。また、同作と今年1月にリリースされた『Death & Love Pt.1』をカップリングした全18曲収録のアルバム『Death & Love』は、CDとダブル・ゲートフォールド・ヴァイナルで、同じく10月24日にフィジカル・リリースされる。

●『Death & Love Pt.1』は、死と隣り合わせのどん底からの再出発をテーマにしている。2023年初頭、バンドのフロントマン、キエラン・シュッダル（Kieran Shudall）は、心臓の大動脈が重度に閉塞していると医師から電話を受けた。2日後、彼は手術台に横たわり、心臓を修復するためにワイヤーが挿入されるのを見守っていた。その後、多くの公演がキャンセルされ、多くの薬を服用し、そして何よりも、新しい生活様式に適応していかなければならなかった。しかし、これほどまでに深い経験から溢れ出る感情を、一枚のアルバムだけに収めることはできなかった。「心臓発作の後、本当にたくさんの曲を書いた。創造力が解き放たれたんだ。これまでに書いたことのないほど多くの曲ができたんだ」とシュッダルは認める。

●2枚のアルバムはシュッダルがプロデュースし、フィンズベリー・パークにある友人のスタジオと、当時グリーン・デイ（Green Day）とミューズ（Muse）が作業をしていたロンドンのスタジオ、RAKでレコーディングされた。この姉妹作は、悲劇の可能性から立ち直ろうとするサウンドを誇示している。パート1で自らが経験したことを理解しようと試みた今、「このアルバムは2枚の中でもより楽観的な部分だと感じている。1枚目が手術や死、そして死への恐怖以前のものだったとしたら、もう1枚目はそれを乗り越えようとしているような感じだ。愛、人生、生き残り、そして多幸感についてのアルバムなんだ」とシュッダルは語る。アルバムは「Lost In The Fire」で幕を開ける。この強烈な曲はパート1の続きから始まり、人生とは生きるためにあるのだ、とストレートに訴えかける。甘い「Stick Around」から万華鏡のようなポップス「Love Me For The Weekend」、繊細で夢心地な「Sunbeams」、そしてサイケデリックなワルツ「Wave Goodbye」まで、『Death & Love Pt.2』は、悪い時を踊り明かし、良い時へと導く物語を完成させる。サーカ・ウェーヴスの目的は、結局のところ、活力を与え、逃避し、そしてリフレッシュすることであり、フロントマンは前進する準備ができている。

●サーカ・ウェーヴスは2013年5月にリヴァプールで結成された。バンドは大きな話題を呼び、ザ・ストロークス、アークティック・モンキーズ（Arctic Monkeys）、ザ・ヴァクシーンズ（The Vaccines）と比較されるようになり、2015年にはデビュー・アルバム『Young Chasers』をリリース。「T-Shirt Weather」や「Stuck in My Teeth」といったシングル曲に支えられ、全英トップ10入りを果たした。その後、2017年の『Different Creatures』、2019年の『What's It Like Over There?』を経て、2020年には4枚目のアルバム『Sad Happy』リリース。『Sad Happy』は全英アルバムチャートの4位にランクインし、2023年には5枚目のアルバム『Never Going Under』をリリースした。

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