ブルース・スプリングスティーン、完全未発表音源、全曲再現ライヴ含む『ネブラスカ’82』5枚組10/17発売! 幻の『エレクトリック・ネブラスカ』が遂に初公開!

この作品には、オリジナル・アルバムの2025年リマスター版に加え、Eストリート・バンドの伝説的な「Electric Nebraska」セッションや、同時代のソロ・アウトテイク、そして新たに撮影された『Nebraska』全曲のパフォーマンス映像がフィーチャーされており、上記「Electric Nebraska」セッションから「Born in the U.S.A.」の未発表ヴァージョンも公開されていますので、詳しくは以下のメイカー・インフォメーションをご参照ください。


『ネブラスカ’82:エクスパンデッド・エディション』
4CD+Blu-ray5枚組10/17発売!
幻の『エレクトリック・ネブラスカ』が遂に初公開!

●日本盤のBlu-ray『ネブラスカ』全曲再現ライヴ映像には全曲“日本語対訳字幕付”
●長編映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』 11月14日日本公開
「『ネブラスカ』のあの一束の曲には特別な何かがあり、ある種の魔法を持っているんだ」
──ブルース・スプリングスティーン
『ネブラスカ’82:エクスパンデッド・エディション』より、元々は『ネブラスカ』と同時期に創作され、レコーディングしていた「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」の未発表ヴァージョンが公開された。ブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドのマックス・ワインバーグ(ドラム)、ゲアリー・タレント(ベース)による非常に珍しいトリオ編成で、1982年4月下旬に録音されたもの。「キーボードを放り出して、基本的にスリーピースでプレイしたんだ」とスプリングスティーンは振り返った。「パンク・ロカビリーみたいな感じだったね。俺たちは『ネブラスカ』をエレクトリックな世界に持ってこようとしたんだ」
Eストリート・バンドのゲアリー・タレント、マックス・ワインバーグ、ダニー・フェデリーシ、ロイ・ビタン、スティーヴィー・ヴァン・ザントが参加している「エレクトリック・ネブラスカ」に加え、本セットの「ネブラスカ・アウトテイクス」集は、『ネブラスカ』オリジナル盤の自宅録音から「ルージン・カインド」「チャイルド・ブライド」「ダウンバウンド・トレイン」を、そして1982年に行なわれた1回限りのソロ・スタジオ・セッションから「ガン・イン・エヴリ・ホーム」と「オン・ザ・プロウル」といったこれまで全く未発表だった発掘音源を収録。また『ネブラスカ』を史上初めて曲順通りに演奏したアルバム全曲再現ライヴをニュージャージー州のカウント・ベイシー・シアターで収録した2025年最新のパフォーマンスも同梱される。『ネブラスカ』を引っさげたツアーを一切行なったことがなかったスプリングスティーンが、40年以上を経て改めて紐解く貴重な音源と映像(トム・ジムニー監督)となっている。「撮影のためにこれらの曲を再びプレイすることによって、その重みを印象づけられた気がする」とスプリングスティーンは語った。「物語を伝える曲は他にもたくさん書いたけれど、『ネブラスカ』のあの一束の曲には特別な何かがあり、ある種の魔法を持っているんだ」

『ネブラスカ』から『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』へ至る
幻のセッションが今明らかに!遂に幻の“エレクトリック・ネブラスカ”がベールを脱ぐ!
1982年発表『ネブラスカ』は、ブルース・スプリングスティーンの数多いアルバムのなかでも、もっとも異色でありながら、古典的傑作のひとつに挙げられる重要作。自宅の寝室で4チャンネルのカセットレコーダー(標準的なカセットテープを使ってマルチトラック録音ができる最初の一般向けの機器、ティアック社のタスカム144)を用いて、弾き語りに最小限の控え目なダビングを加えて録音したローファイな音質のカセットテープをそのままアルバムにしたもので、82年の発表時には、ロックンロール・アルバム『ザ・リバー』の次に続く作品としては驚きの衝撃作と受け止められたが、すぐにその真価を認められ、今では歴史的な名作と高い評価を確立している。以降の世代のソングライターたちに大きな影響力を与え続けるアルバムともなった。その内容は米国社会の片隅で、厳しい暮らしを強いられ、時には強盗や殺人の罪を犯す人びとを主人公にした物語歌集で、ブルースはそんな登場人物の内面に入り込んで歌う。聴くたびにどんどん引き込まれていく不思議な力を持ち、心を強く揺さぶられる作品である。
ブルースを世界的なスーパースターに押し上げる次作のメガ・ヒット・アルバム1984年発表『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』も実はこの『ネブラスカ』と同時期に創作されていた兄弟アルバムで、その制作過程が今作『ネブラスカ’82:エクスパンデッド・エディション』で明らかになる。Eストリート・バンドとともに録音した幻の『エレクトリック・ネブラスカ』や、スタジオで新たにギター弾き語りで録り直すなど、発表までに試行錯誤、様々なセッションが行なわれていたが、ずっとジーンズのポケットに入れて持ち歩いていた、ケースすら無い1本きりのカセットテープにある特別な何かは取り換えが効かないと思い知らされるだけだった。結局、ブルースはそのカセットをそのまま発表するという結論に達する。それがアルバム『ネブラスカ』となった。
キャリアの自殺行為になりかねないとも考えられた大胆な挑戦、その決断には周囲の誰もが驚いたが、マーシャリズムと芸術の狭間で苦しみ、悩みつつも、ブルースはこだわりを捨てず、アーティストとしての意志・姿勢を貫き通した。結果、全米アルバム・チャート最高位3位、プラチナ・ディスクにも認定される大ヒットを記録する。映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』(8月7日MLCニュース他参照)で描かれる、1982年の『ネブラスカ』物語を音楽で紡ぐドキュメント作品が『ネブラスカ’82:エクスパンデッド・エディション』である。
『ネブラスカ』のレコーディング・セッションを集大成した4CD+1Blu-rayの5枚組ボックスセットには、DISC1にアウトテイク集、DISC2にEストリート・バンドとエレクトリック・バンド・ヴァージョンに挑戦したファン垂涎の『エレクトリック・ネブラスカ』、DISC3に2025年春に行なわれた『ネブラスカ』全曲再現ライヴ(音源)、DISC4に2025最新リマスター、更にDISC5(Blu-ray)には『ネブラスカ』全曲再現ライヴの映像版を収録。日本盤のこのBlu-rayには日本語対訳字幕付。なぜこの作品が傑作と呼ばれるのか、名盤たる理由を深く知ることができるはずである。
CDよりもやや大きなサイズの特殊仕様豪華パッケージには、未発表写真や長文ライナーノーツ(エリック・フラナガン)含む48Pカラーブックレットが付随。日本版ブックレットにはその完全翻訳&曲目解説含む1万7千字にも及ぶ詳細な日本版ライナーノーツ(五十嵐 正)と、対訳&訳者ノート(三浦 久)を収録。日本盤のみ高品質BSCD2仕様となる。4LP+Blu-rayのセットは輸入盤でリリース。

【プロダクツ情報】
●ブルース・スプリングスティーン『ネブラスカ’82:エクスパンデッド・エディション』
Bruce Springsteen/Nebraska ’82: Expanded Edition
完全生産限定盤
4CD+Blu-ray(5枚組)
SICP 31802~6
¥13,200 (税抜価格¥12,000)
翻訳/解説:五十嵐正
対訳/訳者ノート:三浦久
(4LP+Bku-rayセットは輸入盤でリリース)

ブルース・スプリングスティーン
『ネブラスカ ’82:エクスパンデッド・エディション』
Amazon(2025/10/17)¥13,200(完全生産限定盤/Blu-ray Disc付)
1. ボーン・イン・ザ・U.S.A./Born In The U.S.A. - Demo Version – 1982
2. ルージン・カインド/Losin’ Kind – Nebraska Outtakes
3. ダウンバウンド・トレイン/Downbound Train – Nebraska Outtakes
4. チャイルド・ブライド/Child Bride – Nebraska Outtakes
5. ピンク・キャデラック/Pink Cadillac – Nebraska Outtakes
6. ザ・ビッグ・ペイバック/The Big Payback – Single B-Side – 1982
7. ワーキング・オン・ザ・ハイウェイ/Working On The Highway – Nebraska Outtakes
8. オン・ザ・プロウル/On The Prowl – Nebraska Outtakes
9. ガン・イン・エヴリ・ホーム/Gun In Every Home – Nebraska Outtakes
●Disc2:Electric Nebraska
1. ネブラスカ/Nebraska – Electric Nebraska
2. アトランティック・シティ/Atlantic City – Electric Nebraska
3. マンション・オン・ザ・ヒル/Mansion On The Hill – Electric Nebraska
4. ジョニー 99/Johnny 99 – Electric Nebraska
5. ダウンバウンド・トレイン/Downbound Train – Electric Nebraska
6. オープン・オール・ナイト/Open All Night – Electric Nebraska
7. ボーン・イン・ザ・U.S.A./Born In The U.S.A. – Electric Nebraska
8. 生きる理由/Reason To Believe – Electric Nebraska
(Count Basie Theatre, Red Bank, Nj 2025)
1. ネブラスカ/Nebraska – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
2. アトランティック・シティ/Atlantic City – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
3. マンション・オン・ザ・ヒル/Mansion On The Hill – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
4. ジョニー 99/Johnny 99 – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
5. ハイウェイ・パトロールマン/Highway Patrolman – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
6. ステイト・トルーパー/State Trooper – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
7. ユーズド・カー/Used Cars – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
8. オープン・オール・ナイト/Open All Night – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
9. 僕の父の家/My Father’s House – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
10. 生きる理由/Reason To Believe – Count Basie Theatre, Red Bank, Nj
●Disc4:2025 Remaster
1. ネブラスカ/Nebraska
2. アトランティック・シティ/Atlantic City
3. マンション・オン・ザ・ヒル/Mansion On The Hill
4. ジョニー 99/Johnny 99
5. ハイウェイ・パトロールマン/Highway Patrolman
6. ステイト・トルーパー/State Trooper
7. ユーズド・カー/Used Cars
8. オープン・オール・ナイト/Open All Night
9. 僕の父の家/My Father’s House
10. 生きる理由/Reason To Believe
●Disc5(Blu-Ray):Nebraska Live
(Count Basie Theatre, Red Bank, Nj 2025)
(*曲目はDisc3参照)
Blu-Ray: Approx.44Min. /音声:1. リニアPCM/Stereo(48Khz/24Bit)/2. Dolby Truehd5.1Ch(48Khz/24Bit)/3. Dolby Atmos(48Khz/24Bit)/日本語対訳字幕付
【プロフィール】
1949年9月23日ニュージャージー州フリーホールドで生誕。1973年『アズベリー・パークからの挨拶』でデビュー。1975年『明日なき暴走』、1984年『ボーン・イン・ザ・USA』など時代を彩る名盤の数々をリリース。全世界トータル・アルバム・セールスは1億4000万枚を突破。グラミー賞20回、アカデミー賞、トニー賞各1回受賞。ロックの殿堂入り、ケネディ・センター名誉、2013年ミュージケアーズのパーソン・オブ・ザ・イヤー、2016年アメリカ文民最高位の勲章となる大統領自由勲章も受章。米国音楽界の最重要アーティストの一人。これまでにスタジオ・アルバムを通算21作発表(最新スタジオ作は2022年『オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ』)。2025年は、4月に初来日公演から40周年、8月に『明日なき暴走』50周年を迎え、アニヴァーサリー・イヤーに未発表新作アルバム7枚を収録した前代未聞のボックスセット『トラックスII:ザ・ロスト・アルバムズ』、『明日なき暴走』の未発表曲「Lonely Night In The Park」(デジタル)をリリース。2025年11月14日映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』日本公開。現在もなおEストリート・バンドとともにツアーを実施。今最も来日公演が待ち望まれているアーティストである。
詳細なバイオグラフィ、年表などはこちら。
【リンク】
●ブルース・スプリングスティーン日本公式
・アーティストサイト
・Facebook
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『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
監督・脚本:スコット・クーパー(原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演:ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、スティーヴン・グレアム(父ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(母アデル)、マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
プロデューサー:スコット・クーパー、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、エリック・ロビンソン、スコット・ステューバー
製作総指揮:トレイシー・ランドン、ジョン・ヴァイン、ウォーレン・ゼインズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios
公式サイト
#スプリングスティーン孤独のハイウェイ
11月14日(金)全国ロードショー


THE DIG Presents ブルース・スプリングスティーン〈シンコー・ミュージック・ムック〉
著者:五十嵐 正
BOOK・2024.09.12
全アルバム解説とインタヴュー、論考で、 52年に及ぶ“ボス”のキャリアを総括!!〜『THE DIG Presents ブルース・スプリングスティーン』
Bruce Springsteen
『Tracks II:The Lost Albums』

Bruce Springsteen
『Tracks II:The Lost Albums』
・Amazon(2025/6/27)輸入盤[7CDs]
・Amazon(2025/6/27)輸入盤[7LPs]
ブルース・スプリングスティーン
『ロスト・アンド・ファウンド : セレクションズ・フロム・ザ・ロスト・アルバムズ』
・Amazon(2025/6/27)¥2,860【Amazon.co.jp限定】メガジャケ付
・Amazon(2025/6/27)¥2,860

ブルース・スプリングスティーン
「Land Of Hope & Dreams」
Amazon Music(MAY 20 2025)

ブルース・スプリングスティーン
『Bruce Springsteen & The E Street Band - Road Diary』
Amazon Music(OCT 25 2024)

ブルース・スプリングスティーン
『ボーン・イン・ザ・U.S.A.(40周年記念ジャパン・エディション)』
Amazon(2024/9/25)¥8,800[4CDs]

ブルース・スプリングスティーン
『ボーン・イン・ザ・U.S.A.(40周年記念カラー・ヴァイナル)
Amazon(2024/7/24)¥4,400[LP]

ブルース・スプリングスティーン
『ザ・ベスト・オブ・ブルース・スプリングスティーン』
・Amazon Music(APR 19 2024)
・Amazon(2024/4/19)¥2,750[CD]【Amazon.co.jp限定】メガジャケ付
・Amazon(2024/4/19)¥2,750[CD]
・Amazon(2024/4/19)輸入盤CD
・Amazon(2024/4/19)輸入盤2LPs

ブルース・スプリングスティーン
『ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-』
Amazon(2023/10/25)¥6,600[2CDs+2DVDs]

ブルース・スプリングスティーン
『オンリー・ザ・ストロング・サヴァイヴ』
・Amazon Music(2022/11/11)
・Amazon(2022/11/11)¥2,640[CD]
商品情報
Bruce Springsteen & The E Street Band
『The Legendary 1979 No Nukes Concerts』
・Amazon Music(2021/11/19)
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・Amazon(2021/11/19)¥5,479[2CD+BD]

商品情報
ブルース・スプリングスティーン
『ノー・ニュークス・コンサート1979』
Amazon(2021/11/19)¥5,500[2LP]

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