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ベット・ミドラー、1940年のウディ・ガスリーによるプロテスト・ソングのリメイクでトランプ政権に物申す
その彼女が、このほど自身のYouTubeチャンネルで、新曲MVを公開しています。原曲は1940年、プロテスト・ソングの第一人者ウディ・ガスリーが人頭税、ジム・クロウ法、そして米国の人種差別を非難して書いた「All You Fascists」ですが、ミドラーは今回、エリック・コーンフェルド(2010年のショウ『Bette Midler: The Showgirl Must Go On』も手がけた脚本家)と共に歌詞の一部を改変し、タイトルも「ALL YOU FASCISTS (Bound To Lose)」として、米トランプ政権に対して勇ましく抗議の声を挙げています。
「ご存じの通り、私はもう随分長いことこの世界にいるけど、今みたいな時代を経験するのは初めてよ。偉大なるウディ・ガスリーが何十年も前に書いたこの曲を、私は今の時代にフィットするよう少し歌詞に手を入れさせてもらいましたが、皆さんが抗議活動で街に繰り出す時に、マーチング・ソングとして歌ってもらえればと思います。だってね、時に民衆は、時に大きな声で歌わずにはいられないものだから!」
こちらは約一か月前に公開されていた、同曲のリリック・ヴィデオです。
MVの公開に合わせ、ローリング・ストーン誌の取材に応えたミドラーは、「今起きている狂気の沙汰、私たちにとってごく普通の、正常な言動に対する未だかつてないスケールでの破壊行為に、私はすっかり滅入ってしまったの」と語りました。「で、この間ジェーン・フォンダと話していたら、彼女が『私たちにはアンセムが必要よ』って言ったのよ。それで、昔のレパートリーをあれこれ振り返っていたら、1曲、ウディ・ガスリーの古い歌が頭の中をぐるぐる回り出して、止まらなくなったの」
今回手を加えた歌詞の中で、ミドラーはトランプ政権による数々の非道をあげつらい、中間選挙での投票の必要性を訴えています。MVには『フォーエヴァー・フレンズ』で共演した女優バーバラ・ハーシーもフィーチャリング出演しており、他にも俳優のデヴィッド・ハイド・ピアース、歌手兼女優のジェニファー・ルイス、ブロードウェイ・スターのショシャナ・ビーンといったお馴染みの顔ぶれを含む、彼女の意図に賛同する業界内外の人々がコーラス部分を歌う映像がちりばめられています。
自身のキャリアの始まりを、大学時代のフォーク・グループでの活動が発端だとしているミドラーにとって、この「All You Fascists」の新ヴァージョンは、1950年代と60年代の政治的活動におけるアメリカのプロテスト・ソングのレガシーに対するダイレクトなオマージュです。彼女はその時代を懐かしく振り返り、いま人々が感じている政治に対する疲弊感を打破するためには、その復活が必要だと考えているのです。
「(あの頃は)誰もがギターを持っていたし、誰もが歌っていたわ」と、ミドラーは語ります。「まるで花が開くように、人々の顔に、口をつぐんでいる必要なんかないんだっていうワクワクした表情が浮かんでくるのを目にするのは、素晴らしい経験だった。今の私たちも、日常の中にほんの少しでも、そういう張り合いを見出す必要があるんじゃないかと思うの。そして、そういう経験をしてきた私たちの世代が、この期に及んで『いやあ、俺たちの時代は最高だったよ』なんて言うだけ言って、後に続く世代に対して手も差し伸べないなんていうのは──私は絶対あっちゃいけないことだと思うのよ」
ウディ・ガスリーのオリジナル・ヴァージョンはこちら。
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