4/9　カレント・ジョイズ　東京

ソーシャルメディアを通し、インディとメインストリーム両者のオーディエンスを確立するニック・ラティガンによるプロジェクト、カレント・ジョイズ。リル・ピープにインスピレーションを受けたシークレットリー・カナディアンからは2枚目となるアルバム『ラヴ＋ポップ』、リリース。

●ゲスト：リル・ヨッティー他
 

●カレント・ジョイズ（Current Joy）sはニュー・アルバム『Love + Pop』をシークレットリー・カナディアン（Secretly Canadian）からリリースする。カレント・ジョイズは、サーフ・カース（Surf Curse）の主要メンバーでもあるニック・ラティガン（Nick Rattigan）のモニカーだ。多作なソングライターであり、プロデューサー、パフォーマー、ミュージック・ビデオ・ディレクターでもあるラティガンは、卓越したクリエイティヴな力を持ち、あらゆる分野で複数の作品を発表している。『Love + Pop』は、カレント・ジョイズの10枚目のアルバムとなる。ニュー・アルバムの制作にあたり、リル・ピープ（Lil Peep）から多大なインスピレーションを受け、アルバムのオープナーとして、ピープのカヴァー、「walk away as the door slams」が収録されている。『Love + Pop』は、そう遠くない時間の一瞬を切り取ったスナップショットで、速く、ラウドで、ムーディーで、ちょっと危険なものだ。これは、ある意味、古典的なカレント・ジョイズで、ワイルドな野心、ちょっと卑劣なフック、コンセプトから完成まで多作のスピードを持って生み出される曲に満ちている。一方、アルバムは、アグレッシブで解体的なプロダクション、ハウス・ミュージックからの影響、リル・ヨッティ（Lil Yachty）のゲスト参加等、無数の期待も爆発させる。これは捻りというよりも、カレント・ジョイズのユニークなマルチバースのアイデンティティーだ。ニック・ラティガン曰く、「この音の瞬間をとらえ、僕が最初に音楽をリリースした方法を思い起こさせる」ことに着手したのだ。

●米ネバダ州リノ出身のニック・ラティガンによるプロジェクト、カレント・ジョイズは現代の10代のティックトッカーの入り口となっている。初期のテーム・インパラ（Tame Impala）やマック・デマルコ（Mac Demarco）と同様、カレント・ジョイズは特異であり、そのファンベースは伝統的なインディ・ファンのはるか外側に広がっている。DSPや業界のレーダーの監視下、奇跡的にインディとメインストリームのオーディエンスを確立。TikTokによってその立ち位置が作られ、固められた最初のインディ・バンドの一つである。2021年時点で、340万のSpotify月間リスナーを持ち、3億800万のストリームを獲得し、YouTubeビューは7,000万回を超えている。ニック・ラティガンは2011年頃より音楽活動をスタートさせ、2013年にデビュー・アルバム『Wild Heart』をリリース。2021年にはシークレットリー・カナディアンからは初となるアルバム『Voyager』をリリースした。また、クラスメイトであったジェイコブ・ルーベック（Jacob Rubeck）とのバンド、サーフ・カースで2013年から活動もしている。

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