ニック・メイスンのスーパーグループが初公演

ピンク・フロイドの初期の楽曲を演奏する目的でニック・メイスンが結成した“Nick Mason’s Saucerful of Secrets”が、5月20日にロンドンのディングウォールズという会場でデビュー公演を行いました。バンドが「Bike」を演奏しているビデオクリップと、16曲入りのセットリストが公開されています。

バンドのラインナップは、ドラムを担当するメイスンの他、ゲイリー・ケンプ(g/スパンダー・バレエ)、リー・ハリス(g/ザ・ブロックヘッズ)、ガイ・プラット(b/ロジャー・ウォーターズの後任)、プロデューサーで作曲家のドン・ベケン(故リック・ライトのコラボレーター)。

メイスンは音楽誌『Uncut』とのインタビューで、次のように述べています。

「僕らはトリビュート・バンドじゃないからね。昔の曲そっくりに演奏するのが重要なんじゃなくて、その雰囲気をうまく捉えるのが大事なんだ」

初期のフロイドを率いていたシド・バレットの役目と思われるゲイリー・ケンプのポジションについて訊かれると、「ゲイリーがシドの代理をやってる訳じゃないんだ。それに対する熱意のあった人物を選んだら、ゲイリーになったというだけの話だよ」と答えています。

「以前とは違った要素が、いろんな人の心に響くといいけどね。僕らが演奏する“Bike”のヴァージョンみたいに、オリジナルより難しい曲もあれば、“Set the Controls for the Heart of the Sun”みたいに、僕のお気に入りだから演奏するって曲もあるんだ」

初公演の後、メイスンはフェイスブックに公演の写真を投稿し、楽しいコンサートだったと言いながら、見に来た観客に感謝を伝えていました。


《Set List》
01 Interstellar Overdrive
02 Astronomy Domine
03 Lucifer Sam
04 Fearless
05 Obscured by Clouds
06 When You're In
07 Arnold Layne
08 The Nile Song
09 Green Is the Colour
10 Let There Be More Light
11 Set the Controls for the Heart of the Sun
12 See Emily Play
13 Bike
14 One of These Days
〈アンコール〉
15 A Saucerful of Secrets
16 Point Me at the Sky

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