デュラン・デュランのサイモン・ル・ボンが、1995年のセクハラ被害を訴えられる

23年前、レコード店の従業員だったシャリーン・ハリリという女性が、勤務先の店内で行われていたサイン会の最中に、デュラン・デュランのフロントマン、サイモン・ル・ボンからワイセツ行為を受けたと主張して、謝罪を要求しています。

しかし現在59歳のルボンは、彼女の申し立ては断じて事実ではないと語っています。

 

『Detroit Free Press』に宛てた彼女の声明文によると、その事件は、1995年4月にロサンゼルスのウェアハウス・ミュージック・ストアで起き、彼から右の臀部と局部を触られたと主張しています。
 

「ショックで完全に凍りつきました。サイン会の最中にセクハラを受けたのです。私の笑顔は引きつり、ショックが徐々におさまると、頭の中はパニックになりました。どうすべきが考えましたが、もし声をたてて騒いだら、“サイモン・ルボンに言い掛かりをつけた少女”としてマスコミに取り上げられ、店をクビになって、世間から拒絶され、嫌われ者になっていたかもしれません」

 

現在、ロサンゼルスでセラピストをしている47歳のハリリは告訴しておらず、目的は賠償金ではなく、ル・ボンからの謝罪を求めているだけだとのことです。

「もう時間切れです。これ以上、秘密にしないことにしました。彼が私に何をしたのか、皆さんに知っていただきたいのです。彼には公に白状してほしいし、奥さんと娘さんに対しても償ってほしい」

 

ハリリの弁護士によると、数か月にわたり、ル・ボンとハリリと弁護士を交えたミーティングが検討されたそうですが、サイモン側から事実を否定され、このミーティングは実現しなかったとのことです。

 

ハリリや弁護士の発言に対して、サイモンは、デュラン・デュランのフェイスブックに以下の声明を発表しています。

 

「23年前、ロスのウェアハウスで行われたサイン会について、ハリリさんが昨日フェイスブックに投稿した声明文を読みました。ハリリさんが非難している当時の私の行為は、現在においても不適切であり、私にとっても受け入れ難いものですが、彼女の申し立ては断じて事実ではありません。

数か月前、初めてハリリさんから今回の件で連絡を頂いた時、私は事実関係を明らかにするために彼女と直接お会いするミーティングを提案しましたが、それどころか、彼女は公にする事を決心してしまいました。私は、常に自分の間違いを認め、失敗を謝罪する人間ですが、やっていない事に対しては謝罪することが出来ません」

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