AC/DCがバンクーバーでニュー・アルバムを制作中？

バンクーバーのウェアハウス・スタジオは、AC/DCが3枚のスタジオ・アルバムをレコーディングしたスタジオですが、近所のアパートに住むAC/DCのファンが、スタジオに出入りする元ドラマーのフィル・ラッドと元ヴォーカリストのブライアン・ジョンソンの姿を隠し撮りし、8月8日にツイッターに投稿しました。

その前には、ラッドとギタリストのスティーヴィー・ヤングがバンクーバーの繁華街で目撃されており、AC/DCがクラシック・メンバーでニュー・アルバムをレコーディングしているのではないかという噂が真実味を帯びてきました。そして、ついにアンガス・ヤングとスティーヴィー・ヤングが、同じスタジオの外で一緒にタバコを吸っている姿も撮影され、8月9日に投稿されています。

AC/DCには多くの紆余曲折があって、2014年のアルバム『Rock or Bust』以降、唯一のオリジナル・メンバーは、アンガス・ヤング一人となってしまい、ほとんど解散状態に陥っていました。

まず、2014年には、ギタリストだったマルコム・ヤングが認知症のために脱退し、2017年に死去。後任として甥のスティーヴィー・ヤングが参加。

ドラマーのフィル・ラッドは事件を起こし、一連の法的問題のため2015年に解雇。

ヴォーカリストのブライアン・ジョンソンは、2016年に聴覚障害が悪化したために脱退。ガンズのアクセル・ローズがジョンソンの後任を務めていましたが、今度はベーシストのクリフ・ウィリアムズが引退を表明しています。

写真に撮られた4人は、果たしてニュー・アルバムのためにバンクーバーにいるのか、もしニュー・アルバムを発表し、ツアーに出ることになった場合、ブライアン・ジョンソンは再びツアーに出て歌えるのか、引退したクリフ・ウィリアムズの代わりにベースを担当するのは誰なのか…など、まだまだ疑問は残っています。