シカゴ・ブルースの重鎮、オーティス・ラッシュが死去

1950年代から同世代のバディ・ガイや故マジック・サムらと共にシカゴ・ブルースを牽引してきた、左利きのギタリスト/シンガーのオーティス・ラッシュが、9月29日に84歳で死去しました。ラッシュは2003年に脳卒中を患い、それに関連した合併症が死因と言われています。

1935年にミシシッピ州で生まれ、1949年にシカゴに移住した後、マディ・ウォーターズから影響を受け、1956年のファースト・レコーディング「I Can’t Quit You Baby」は、ビルボードのR&Bチャートで第6位に入っている他、数多くの名曲を生み出しました。ロック界にも影響を受けたギタリストは多く、エリック・クラプトンやスティーヴィー・レイ・ヴォーンが特によく知られています。

1984年には〈ブルースの殿堂〉入りを果たし、1998年に発表した最後のスタジオ・アルバム『Anyplace I’m Going』は、グラミー賞のベスト・トラディショナル・ブルース・アルバム賞を受賞しました。

日本のブルース・ファンにも大人気で非常に評価が高く、何度か来日公演も行ってライヴ盤も残しています。

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