デヴィッド・カヴァデールが語ったパープル初コンサートの狂気

つい最近デヴィッド・カヴァデールが「Ultimate Classic Rock Nights」というラジオ番組で、ディープ・パープルでの〈初ステージ〉について語りました。。

無名のデヴィッド・カヴァデールが、リッチー・ブラックモア、イアン・ペイス、ジョン・ロード、グレン・ヒューズから成るディープ・パープルで、聴衆の待つステージで初めてヴォーカルを務めたのは、バンド加入から4か月後の1973年12月9日に行われたコペンハーゲンでの公演だったそう。

「初めてステージに立った時、なぜだかわからないけど、“Are you ready?”って、マイクに向かってシャウトしたんだ。今でもやるけどね。そしたら、何千人のファンがいたのか知らないけど、ものすごい歓声が聴こえてきて、最高の気分だったよ。

で、俺が歌っていたら、突然リッチーがギターを叩きつけて、アンプの山をひっくり返したんだ。ペイスはドラムを滅茶苦茶に壊してるし、俺はステージにいたけど、観客になった気分だったよ。ロードだって四方八方からオルガンを揺すってるしさ。で、“俺も何かやらなくちゃ…”って思ったんだけど、“俺には壊す物が何もない!”って、気付いたんだ。

でね、10ドルくらいで買った指輪をしてたから、それをドラマチックに外してさ、床に投げつけて踏んづけたんだ。あの狂気の暴力沙汰に俺が貢献できたのは、その程度だけどね!」

なお、当日の演奏曲を調べたところ、下記のようなセットリストが出てきました。当然『BURN』から6曲、『マシン・ヘッド』から3曲、そしてベック・ボガート&アピスのカヴァーがよく知られているドン・ニックス作のスワンプ・スタンダード「ゴーイング・ダウン」という全10曲です。


Deep Purple
at KB Hallen, Copenhagen, Denmark
1973年12月9日

Tour: Burn Tour

01. Burn
02. Might Just Take Your Life
03. Lay Down, Stay Down
04. Mistreated
05. Smoke on the Water
06. You Fool No One
07. Space Truckin'
08. What's Goin' on Here

Encore:
09. Going Down (The Alabama State Troupers cover)
10. Highway Star

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