故ベンジャミン・オール(ザ・カーズ)のバイオグラフィーが発売

2000年10月に癌のため53歳の若さで他界したザ・カーズの創立メンバー、ベンジャミン・オールの評伝『Let’s Go! Benjamin Orr and The Cars』が、11月11日に発売されます。著者は、フリーランス・ライターで音楽ジャーナリストのジョー・ミリケン。

クリーヴランド郊外で育ったオール(本名ベンジャミン・オジェホフスキ)の音楽キャリアは、米テレビ番組〈Upbeat〉のハウスバンドだったグラスホッパーズから始まり、1976年に長年のバンド仲間だったリック・オケイセックと、エリオット・イーストン、グレッグ・ホークス、デヴィッド・ロビンソンらと共に、ニュー・ウェイヴ・バンドのザ・カーズを結成。

1978年のデビュー・アルバム『The Cars』からシングル・カットされた「Just What I Needed」「My Best Friend’s Girl」「Let the Good Times Roll」のヒットでバンドは知名度を上げ、ベーシストのオールは、「Just What I Needed」「Drive」「Let’s Go」で、リード・ヴォーカルも担当しました。

また、1986年に発表したソロ・デビュー・アルバム『The Lace』に収録された「Stay the Night」は、〈ビルボード Hot 100〉の24位にチャートインしています。

カーズは、これまでにリリースしたアルバムが世界中で3,000万枚以上を売り上げ、オールもカーズのメンバーとして、今年「ロックの殿堂」入りを果たしています。

著者のミリケンはこの本の執筆に11年の歳月をかけており、オールの家族、友人、バンド仲間など、120名以上の人物と行ったインタビューの他、個人所有の未公開写真なども多数掲載されています。

「オールに関して一番驚いたのは、オンステージで見せるロック・スターの姿と、オフステージでの姿が全く別人だったと言うことさ。ステージに上がるとロック・スターのスイッチが入るけど、ステージを降りるとスイッチが切れて、人目を避ける内向的な人物になっていたからね」

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