ジャズ・トランペット奏者のロイ・ハーグローヴが49歳で死去

1997年と2002年にグラミー賞も受賞しているテキサス出身のジャズ・トランぺッター、ロイ・ハーグローヴが、透析治療で入院していたニューヨークの病院で、心不全のために49歳の若さで11月2日に亡くなりました。彼は腎臓病のため長期に渡る治療を続けていました。

ロイ・ハーグローヴ・クインテット、ロイ・ハーグローヴ・ビッグバンド、ロイ・ハーグローヴ・ファクターのリーダーを務めた他、ソニー・ロリンズをはじめ、多くの著名なジャズ・ミュージシャンと共演してきたハーグローヴですが、他ジャンルとの交流にも積極的なアーティストとしても知られていました。

自らの作品にもヒップホップやR&B、ファンクなどを意欲的に取り込んだり、エリカ・バドゥのLP「Mama’s Gun」(2000年)と「Weather Underground」(2003年)、ディアンジェロの「Voodoo」(2000年)と「Black Messiah」(2014年)、ジョン・メイヤーの「Continuum」(2006年)などでも演奏しており、そのあまりに早すぎる死に対して、ツイッターやインスタグラムに多数の追悼コメントが寄せられています。

何度か来日もしており、今年の2〜3月にもブルーノートで来日公演を行ったばかりでした(映像はその来日前に抱負を語ったもの)。また弊社発行の『Jazz The New Chapter 4』にもインタヴュー記事が掲載されています。

ご冥福をお祈りいたします。

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