KISSの前座で最もクールでエキサイティングだったバンドは？

アメリカのラジオ局〈SiriusXM〉でインタヴューを受けたKISSのメンバーが、これまでKISSのオープニング・アクトとして最高だと思ったバンドについて訊かれ、次のように語っています。

ジーン・シモンズ「（1977年の『Alive II』ツアーで前座を務めた）AC/DCだね。このバンドには俺たちと同じ哲学がある。他のバンドが何をしていようと、自分たちを偽らないっていうね。

彼らが最高だって事は前にも言ったけど、最近は昔以上にそう思う。大抵の連中は、ルックスや演奏が同じなら、やることも同じだからね。ラップでもカントリーでも……。でも、たまにAC/DCみたいなバンドを見ると、他の連中とは違うし、俺たちもあんな風にユニークだと思いたいね。ユニークっていうのは、自分たちだけのハッキリした特徴を持つって事だよ」

エリック・シンガー「ラッシュが一番だね。KISSの前座で演奏しているラッシュを観客席から観たけど、一番クールなオープニング・バンドだと思ったよ。ラッシュの『Fly By Night』ツアー（1975年初期）の時で、KISSのセカンド・アルバム『Hotter Than Hell』が発売されて、ラッシュにはニール・パートが加入して、アルバム『Fly By Night』をリリースした頃だった」

ポール・スタンレー「ラッシュが一番エキサイティングなバンドだったよ。カナダで初めて前座をやってもらった時は、まだジョン・ラトジーがドラマーだったんだ。彼らはいつだって最高だった。ボン・スコットがいたAC/DCの前座も最高だったし、ジューダス・プリーストだって驚異的だった。ボブ・シーガーもそうだったし、ジョン・クーガー・メレンキャンプにトム・ペティ……数え上げたらキリがないよ」