ジャーニーのシンガー、アーネル・ピネダの伝記映画が進行中

エンタメ・オンラインマガジン〈Deadline〉によると、米ロマンティック・コメディ映画『クレイジー・リッチ!』(2018年公開)を手掛けたジョン・M・チュウ監督が、2007年以来ジャーニーのシンガーを務めているアーネル・ピネダの波乱万丈なライフ・ストーリーを基にした映画製作を予定しているそうです。プロデューサーは、マーティー・ボーウェン(テンプル・ヒル・エンターテインメント)が務める予定ですが、脚本家はまだ決定していないとのこと。

フィリピン生まれのピネダは、かつてマニラで活動するカヴァー・バンドのリーダーでしたが、ジャーニーのギタリスト、ニール・ショーンが YouTube に投稿されたピネダのパフォーマンス映像を見たことで発掘されたシンデレラ・ボーイ。

1998年にジャーニーを正式に脱退したスティーヴ・ペリーを彷彿とさせるヴォーカルで、ジャーニーをアリーナ・クラスのバンドに復活させましたが、ピネダの民族性とペリーの物真似に過ぎないという不満から、彼の加入を快く思わないファンも存在していました。

チュウ監督は次のように語っています。

「数年前にピネダのシンデレラ・ストーリーを読んで以来、ずっと心に残っていたんだけど、これは本物のおとぎ話で、精神力の勝利だね。思いがけなくヒーローになったこと、紛れもない才能、音楽のパワーと世界的なステージ、それって全部僕が大好きな映画のネタなんだ。それに、僕はずっと前からジャーニーの音楽ファンだし、映画界の第一人者であるパートナーのワーナー・ブラザーズと一緒になって、この信じられないストーリーを観客に観てもらえるなんてワクワクするよ」

ワーナー・ブラザーズは、ジャーニーのオリジナル曲の使用許可に関しては交渉中とのことですが、ホームレスだったピネダがアリーナのロック・スターになっていく姿を年代順に描いた2012年のドキュメンタリー映画『Don’t Stop Believin’: Everyman’s Journey』の権利は取得しているとのことです。

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