ファンクのキーボーディスト、エドウィン・バードソングが77歳で死去

70年代から80年代にかけて、ファンクやジャズ、ディスコのキーボーディストとして活躍したエドウィン・バードソングが、1月21日に77歳で死去しました。死因は明らかになっていません。

1971年にデビュー・アルバム『What It Is』を発表したバードソングは、これまでに5枚のアルバムをリリースするもチャートに入ることはありませんでした。

しかし後に彼の曲は他のアーティストから何度もサンプリングされ、ダフト・パンクがサンプリングした「Cola Bottle Baby」（1979年）は「Harder, Better, Faster, Stronger」（2001年）としてリリースされ、2009年にはグラミー賞を受賞。

また、ラッパーのギャング・スターとデ・ラ・ソウル、カニエ・ウェストが「Rapper Dapper Snapper」をサンプリングし、それぞれ「Skills」「Me Myself and I」「Stronger」としてリリースしています。そうした意味では、2000年代以降、正当に評価されたアーティストと言えるでしょう。

バードソングは、スティーヴィー・ワンダーが1985年に発表したアルバム『In Square Circle』に収録されている「Spiritual Walkers」でもプレイしています。