ザ・ワシントン・スクエアーズのトム・グッドカインドが65歳で死去

フォークのリバイバル・グループ、ザ・ワシントン・スクエアーズの創始者の一人で、ニューヨークの音楽シーンで長年活動していたトム・グッドカインドが、長く患っていた慢性の変性疾患のため2月28日に65歳で亡くなりました。

1983年に結成されたザ・ワシントン・スクエアーズは、元ニューヨーク大学の学生だったグッドカインドとブルース・ジェイ・パスコー（1994年に死去）、ローレン・アーネリーの3人組で、全員がパンク・バンドの出身でした。

1987年にR.E.M.のミッチ・イースターがプロデュースしたデビュー・アルバムは、日本でも発売され、グラミー賞の「最優秀コンテンポラリー・フォーク・レコーディング賞」にノミネートされました。

グループは1991年に解散しましたが、昨年ニューヨークで再結成コンサートを行い、ゲストにはワシントン・スクエアーズのヒントになったピーター・ポール＆マリーのピーター・ヤーロウも出演しています。

最近のグッドカインドは、ボランティアでロワー・マンハッタンを拠点に活動していたマーチング・バンドの〈トライバッテリー・ポップス（TriBattery Pops）〉で指揮者を務めていました。

また、初期の頃には、アーヴィング・プラザやペパーミント・ラウンジといったニューヨークの有名な会場のマネジメントの仕事も手がけていたそうです。

ご冥福をお祈りします。