世界初! コリー・ハートとポール・ヤングのジョイント・コンサートが決定!!

コリー・ハート(左)とポール・ヤング
MLではレギュラーのように記事掲載のあった二人がジョイント・コンサートを行います。実力派ヴォーカリスト二人の競演、これは楽しみです。
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〈以下、公式インフォメーションより〉

80年代、90年代の洋楽シーンの中で数多くのヒットを放った二人のヴォーカリスト、コリー・ハートとポール・ヤング。「好きにならずにいられない」(コリー・ハート)、「エブリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」(ポール・ヤング) など、ハートフルな歌声とともにあなたに心を揺さぶった大ヒット曲を堪能できるジョイント・コンサートが日本で実現! 世界で初めての二人の共演ステージをお見逃しなく!

【公演タイトル】
コリー・ハート&ポール・ヤング   ライヴ・イン・ジャパン 2019 ~ヤング・アット・ハート~

日本公演公式サイト

<東京公演>
▪︎7月2日(火) Bunkamuraオーチャードホール
■開場18:00 / 開演19:00(予定)
■料金(全席指定・税込) S席:¥12,500 A席:¥11,500

■主催:キョードー東京 / キョードー東京インターナショナル  / ぴあ  
■後援:WOWOW / tvk / J-WAVE / TOKYO FM / InterFM897 / Fm yokohama 84.7
■協力:ワーナーミュージック・ジャパン / ユニバーサル・ミュージック / ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル / タワーレコード / Reflex
★お問い合わせ先:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00~18:00 土日祝10:00~18:00


 <大阪公演> 7月3日(水) NHK大阪ホール
■開場18:00 / 開演:19:00(予定)
■料金(全席指定・税込) S席:¥12,500 A席:¥11,500

■主催:キョードー関西 / キョードー東京/ キョードー東京インターナショナル / ぴあ
■協力:ワーナーミュージック・ジャパン / ユニバーサル・ミュージック / ソニーミュージック・ジャパン・インターナショナル / タワーレコード / Reflex
★お問い合わせ先:キョードー大阪0570-200-888(全日10:00~18:00)


★東京公演、大阪公演とも、未就学児入場不可、チケットはお一人様1枚必要です。
★招聘・企画制作:キョードー東京インターナショナル

★チケット チケットぴあ最速先行受付(抽選)  
受付日時:3/15(金)10:00~3/24(日)23:59
     受付電話番号:0570-00-9916     受付URL:http://w.pia.jp/t/youngathart/

◆一般発売日:4/13(土)10:00~予定

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Young At Hart 〜時代を超えた熱い歌声~


80年代を代表する男性シンガーのジョイント・コンサートが発表になりました。イギリスのポール・ヤングとカナダのコリー・ハート。過去ポールとコリーが、何かのステージで舞台を共にしたという話は聞いたことがなかったのですが、2人の名前がこのように並んでいるのを見ていると、80年代の良き時代を懐かしく感じると同時に、ハートフルな歌声で音楽を伝えてきたシンガーの豪華共演に心が踊るのです。

コリー・ハートとの再会は3年前、湯川れい子先生の音楽評論家55周年、作詞家50年を祝うパーティーに、シークレット・ゲストとして来日した時でした。お迎えの成田で再会したコリーは、会わなかった30年間が信じられないぐらい、あの頃と変わらない笑顔で登場したのです。そしてパーティーの舞台に立ち、ヒット曲を披露したコリーの歌声も、当時とまったく変わらず、エモーショナルでパワーのある唯一無二のものでした。これまでコリーは、ソングライターとしての活動は続けていましたが、音楽活動に集中していたわけではありませんでした。だからこそブランクを感じさせないその歌声に感動したのです。

あの日をモチベーションとし、コリーはシンガーとして再出発を果たしました。2019年はカナダの〈Hall of Fame〉の殿堂入りを果たし、3月17日にはカナダのグラミー賞にあたるジュノ賞で、その功績を讃えるスペシャルな時間が設けられるのです。カナダ出身のシンガーで、世界的な成功を果たした21歳のショーン・メンデスは、コリーの存在を知らない若者でした。しかし〈Hall of Fame〉や5月末から始まるカナダのアリーナ・ツアーが話題になることで、コリー・ハートという素晴らしいシンガーの存在を、多くの若いアーティストたちが認識することになれば嬉しいですよね。

ポール・ヤングは、70年代から80年代にかけて、Q Tipsを始めとするグループのメンバーとして活動していました。そして82年にソロ・シンガーとしてデビュー。当時のイギリスは、ニューロマンティック・ムーヴメント全盛時代。デュラン・デュラン、アダム&ジ・アンツ、スパンダー・バレエ、カジャグーグーなど、数々のバンドが音楽シーンをキラキラと輝かせていました。その中で登場したポールは、イギリス人が好きな音楽スタイルのひとつであるR&Bをベースにしたポップ・ソングを歌い、ブルー・アイド・ソウル・シンガーとしての人気を博したのです。そのハスキーで渋い歌声と甘いマスクで、数々のヒット曲を連発。当時彼は26歳になっていましたが、その人気は10代のアーティストに負けない、アイドルのようなものでした。そういえば、恋人だったステイシー・ヤングとの関係を連日タブロイド紙に追いかけ回されていましたっけ(その後彼女とは結婚、離婚するものの復縁。しかし昨年、ステイシーさんは52才の若さで亡くなっています)。その後ハワード・ジョーンズ、ニック・カーショウといった人気シンガーが誕生し、シンガー御三家のような存在で音楽シーンを盛り上ていました。この3人の共通点は、ポップ・サウンドに無縁な音楽活動をしてきたアーティストたちでしたが(ジャズ、フュージョン、ソウルなど)、メジャー・デビューをきっかけに、ポップ・フィールドにおいて、男性シンガー・ブームを築いたのです。実力派のアイドル化は、本人たちの意思ではなかったと思いますが、実際には女性ファンの黄色い歓声を浴びていたのです。

エルトン・ジョンは自分の後継者として3人を目にかけていたという話もあります。また彼らは、音楽とファッションを融合させ、新しいスタイルで時代を築いたデヴィッド・ボウイとブライアン・フェリーの2代スターを追いかける若手として存在しました。ポールを始めとする新進男性シンガーたちの活躍は、その後、ワム!を解散させたジョージ・マイケルの成功やリック・アストリーといった新人が生まれるきっかけにもなっています。昨今、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットで、85年に行われた世界的な音楽チャリティー・イベント「ライヴ・エイド」がクローズアップされましたが、もちろんポールも出演しました。女性実力派シンガー、アリソン・モイエとのデュエットも素晴らしかったですね。

80年代に活躍したアーティスト、コリー・ハートとポール・ヤング。2人のシンガーが再度日本の舞台に立ち、ハートフルな歌声を聴かせるために来日します。きっと私たちは、彼らから届けられる音楽の素晴らしさと心揺さぶられる歌声に感動し、多くのヒット曲との再会に涙するでしょう。

今泉圭姫子 / Keiko Imaizumi(音楽評論家*Reflex Co.,Ltd.)

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<来日公演に向けて、コリー・ハートからのメッセージ>

こんにちは。お元気ですか? コリー・ハートです。
この度、私の良き友人であるポール・ヤングと一緒に日本でツアーをすることが決まりました。7月2日、東京Bunkamuraオーチャードホール、7月3日、NHK大阪ホールです。特別な曲なども準備してます。最高のコラボレーションになると思いますので、ぜひ会場にお越し下さい。
日本に行くのは久しぶりなので、皆様に会えるのが本当に楽しみです。では、会場でお会いしましょう!
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Corey Hart コリー・ハート

コリー・ハートはこれまでに世界中で1,600万枚のレコード売上げを記録。また全米ビルボード・シングル・チャートでは9回連続でトップ40を果たし、母国カナダでは32曲ものシングルがトップ40入りを記録している(内12曲はトップ10入り)。同時にグラミー賞やASCAPポップ・ミュージック・アワードにノミネートされたり、ジュノ賞(*カナダにおけるグラミー賞にあたる)とケベック最大の音楽賞であるADISQアワードでは複数回の受賞歴を持っている。

1983年にリリースされた彼のアイコニックなデビュー・シングル「サングラス・アット・ナイト」は世界中でセンセーショナルなヒットとなり、彼をポップ界の頂点に押し上げた。ジェームス・ディーンを彷彿とさせる物憂げな表情の彼のイケメンなルックスは、80年代当時かなり誇張され、一部の熱狂的なファンからはもみくちゃにされるターゲットになっていた程だ。1984年の夏には、「サングラス・アット・ナイト」のビデオがMTVでヘヴィ・ローテーションとなり、同年のジュノ賞では初のビデオ・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

2枚目のアルバム『ボーイ・イン・ザ・ボックス』からは、「ネバー・サレンダー」をはじめとする4曲のシングルをヒットさせ、他の歴代カナダ・アーティストにはない早さで同アルバムはミリオン・セールスを記録。1985年のジュノ賞で「ネバー・サレンダー」はシングル・オブ・ジ・イヤーを受賞。この時期のコリーはモントリオールからマニラ、東京からトロントとアリーナ・ツアーを敢行、1985年には25,000キャパのCNEグランドスタンドをソールド・アウトさせた。

翌1996年、エルヴィス・プレスリーが1961年に歌い大ヒット(全米2位)させた名曲「好きにならずにいられない(Can't Help Falling In Love)」をカヴァー。母国カナダでは1位、ここ日本でもCMに採用されるなど大ヒット、コリー自身の代表曲の一つとなった。

その後もアグレッシブな活動を続けていたコリーだったが、1999年にケベックの歌手ジュリー・マスとの3人目の娘の誕生を機に子育てに専念するべく音楽界の第一線より退く。

スポットライトから退いた後の彼は、カナダの国民的スターでもあるセリーヌ・ディオンの曲をプロデュースするなどプロデュース業にもチャレンジ。また2003年には Sire Music の CEO シーモア・ステインよりワーナー・ミュージック・カナダとのレコード・レーベル・パートナーシップをオファーされ、Siena Records を立ち上げた。

2014年6月3日、12年続いた沈黙を破り、地元のモントリオール・ベルセンター・アリーナで開催された「ワンナイト―音楽30年史」と名付けられたステージに華々しく登場、公演を大成功させた。その年『チェイシング・ザ・サン』というタイトルの自叙伝を発売。

2016年、コリー・ハートは名誉ある「カナダ・ウォーク・オブ・フェイム(Canada's Walk of Fame)」を受賞。彼の長年の友人でテニス界のチャンピオン、クリス・エバートがプレゼンターとして登場、授賞式ではカナダ人の歌手ネリー・ファータドがコリーのデビュー曲「サングラス・アット・ナイト」をサプライズで披露した。そして、今年2019年3月17日には、2019年ジュノ賞「カナダ・ミュージック・ホール・オブ・フェイム」が授与されることになっている。

そして2019年、20年以上振りになるオリジナル・アルバム『ドリーミング・タイム・アゲイン』をリリースする(*5月3日カナダ・リリース予定。日本では5月29日発売予定。日本盤には、ボーナス・トラックとして、コリーの3大ヒットのリレコーデッド・ヴァージョンが収録される)。プロデュースは伝説的なエンジニアである「ボブ・エズリン(*ピンク・フロイド、アリス・クーパー、KISS、ルー・リード等々のプロデューサー)、また1980年代以来となるカナダの主要都市でのアリーナ・ツアーや、アジアでのツアーも予定されている。コリーは現在バハマ在住。妻と4人の子供(インディア、ダンテ、リバー、レイン)と暮らしている。妻とは2019年に、結婚25周年となる。
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Paul Young ポール・ヤング

1982年のソロ・デビューの前に、「Streetband」や「The Q-Tips」というバンドのヴォーカリストとしてライヴ活動を行い、そのライヴ・パフォーマンスの評判が上々だったポール・ヤング。1983年に「愛の放浪者(原題:Wherever I Lay My Hat)」でUKチャートで1位を獲得し、彗星の如くUK音楽シーンのスターダムに駆け上がった。

1993年のデビュー・アルバム『何も言わないで(原題:No Parlez)』は、たちまちアルバム・チャート1位となり、しかもプラチナム・セールス×4の売上を記録(100万枚×4)。アルバムからのシングル曲「愛の絆(原題:Love of the Common People)」、「カムバック・アンド・ステイ」はヨーロッパ中を席巻、「カムバック・アンド・ステイ」はドイツで3週連続で1位、アルバム『No Parlez」も3ヶ月間1位をキープし続けた。

1984年、バンド・エイドによる歴史的な1曲「Do They Know It’s Christmas」に、ポールはトップバッターの歌い手として参加。また1985年、『ライヴ・エイド』コンサートのウェンブリー・ステージにポールはメイン・パフォーマーとして登場。同じく1985年には、ポールの2枚目アルバム『シークレット・オブ・アソシエーション』からのシングル「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」が全米ビルボード・チャートで1位、後には日本でもチャートの1位を獲得し、彼の人気を世界的に不動のものとした。

1990年のアルバム『Other Voices』ではアメリカのアダルト・コンテンポラリー・チャートで「Oh Girl」が1位を記録し、1992年にはやはりアダルト・コンテンポラリー・チャートで映画『Fried Green Tomatoes At The Whistle Stop Café(邦題:フライド・グリーン・トマト)』のサントラから「What Becomes Of The Broken Hearted(邦題:恋に破れて)」が1位となる。

ポールは長い年月に渡って、デヴィッド・ギルモア、スティーヴ・ウィンウッド、 ボビー・ウーマック、ビリー・ジョエル、チャカ・カーン等々、数多くのタレントとコラボレートしている。90年にはイタリア人アーティスト・ズッケロ(Zucchero)とのコラボで「Senza Una Donna」をリリースしヨーロッパ1位を記録している。その後1993年に発売した4枚目のアルバム『The Crossing』をリリース。アルバムからのリード・シングル「Now I Know What Made Otis Blue」はその素晴らしい名唱が絶賛された

2016年にはUKレーベルのNew Stateよりアルバム『Good Times』をリリース。プロデューサーにはアーサー・ベイカー(過去に「What Becomes Of The Brokenhearted」で組んだ経緯あり)と久しぶりにタグを組んだ。

2018年には旧友であるミッジ・ユーロ(*ウルトラヴォックスのヴォーカリスト&ギタリスト)と共に、ジョイント・ヘッドライナーとしてアメリカ・ツアー敢行するなど精力的に活動している。

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