サンフランシスコのサイケデリック・ロック・バンド、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのギタリスト／ヴォーカリストだったゲイリー・ダンカンが、6月29日にカリフォルニア州ウッドランドで亡くなりました。享年72。ダンカンは発作を起こし、昏睡状態に陥っていたそうです。

サンディエゴ生まれのダンカンは、1965年にクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスに加入。ダンカンともう一人のギタリスト、ジョン・シポリナ（1989年に肺疾患で死亡）との高度なインタープレイが、バンドのユニークなサイケデリック・サウンドを特徴付け、一躍人気バンドになりました。

彼らはフラワー・ムーヴメントやサイケデリック・ロックを代表するバンドとして1968年から1975年の間に8作のアルバムを発表するも、1977年に解散。

その後、ゲイリー・ダンカンが80年代半ばにグループを復活させ、ゲイリー・ダンカン・クイックシルヴァーとして活動したものの、バンドは2001年に解散。その後ダンカンは2004年まで音楽活動から遠ざかっていましたが、2006年にはデヴィッド・フライバーグとクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスとしてツアーを再開し、活動を続けていました。

ご冥福をお祈りします。

 

Who Do You Love? (1973 B&W) - Quicksilver Messenger Service