「キング・オブ・アカペラ」と呼ばれたザ・パースエイジョンズのジェリー・ローソンが75歳で死去
アフリカ系アメリカ人によるアカペラ・グループ、ザ・パースエイジョンズ(The Persuasions)のリード・シンガーだったジェリー・ローソンが、7月10日にアリゾナ州フェニックスのホスピスで亡くなりました。享年75。死因は発表されていませんが、ローソンは長年病気を患っていたといいます。
フロリダ出身のローソンは、1962年にジミー・ヘイズ、ジョセフ・ラッセル、ハーバート・ロード、ジェイオーティス・ワシントンらと、ブルックリンでザ・パースエイジョンズを結成し、テノール、バリトン、リード・シンガーのみならず、アレンジとプロデュースも手掛けました。
グループは「キング・オブ・アカペラ」と呼ばれ、ローソンは1963年から40年間にわたりグループとツアーを行い、70年代にはグループのアルバム5作がビルボード・チャートに入っています。しかしグループ内の確執により2003年に脱退。
2003年からはアリゾナ州フェニックスでソロ活動に転向し、2005年には「ハリケーン・カトリーナ」のチャリティ・コンサートでロッド・スチュワートと共演しています。
今回の訃報を受け、ロッド・スチュワートは「チャリティ・コンサートで共演し、彼の大きな声には紛れもない奥深さがあり敬服した。本物のソウル・シンガーだった」と語っています。
ローソンが2015年に発表したソロ・アルバム『Just A Mortal Man』が最後の作品となりました。
2017年から制作が始まったローソンのドキュメンタリー映画『The Jerry Lawson Story – Just A Mortal Man』は、今年の夏にアメリカで初公開される予定です。

Jerry Lawson
Just a Mortal Man
[2015 / Red Beet Records]
1. Peace Like a River
2. Time and Water
3. I'm Just a Mortal Man
4. Wine
5. Never Been to Memphis
6. In the Dark
7. Down On My Knees
8. Members Only
9. I Hope That Love Always Knows Your Name
10. Woman in White
11. Once in a While
12. Loving Arms
13. I'll Come Running Back to You [live]
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