グレイトフル・デッドの作詞家、ロバート・ハンターが78歳で死去

グレイトフル・デッドの作詞家として知られる、詩人でミュージシャンのロバート・ハンターが、9月23日に78歳で亡くなりました。死因は発表されていません。
 
ハンターは、1967年から主にジェリー・ガルシアとバンドの楽曲を手掛け、「Dark Star」「China Cat Sunflower」「Uncle John’s Band」「Casey Jones」「He’s Gone」「Friend of the Devil」など多くのヒット曲を生み出しています。グレイトフル・デッドで演奏したことはありませんでしたが、バンドのメンバーとみなされ、1994年にはバンドと共に「ロックの殿堂」入りを果たし、2015年にはガルシアと共に「ソングライターの殿堂」入りも果たしました。
 
またデッド以外では、ブルース・ホーンズビーやボブ・ディランのコラボレーターも務め、特にディランが2009年に発表したアルバム『Together Through Life』では、1曲を除いた全曲の作詞をディランと共同で書き上げています。
 
ハンターの家族は、次の声明を発表しました。

「昨夜、最愛のロバートが他界し、大きな悲しみに包まれています。彼は、愛に囲まれながら自宅のベッドで安らかに息を引き取り、妻のモーリーンが傍らで彼の手を握っていました。これまで彼を愛し応援してくださったファンの皆様は、我々のまわりに彼の歌詞があることを知り、彼は本当にこの世から消えてはいないのだということに慰めを見出してください。この深い悲しみの中で一緒に彼の音楽を聴き、皆さんなりの方法で彼を褒め称えてください。まわりを歌で満たしましょう」

動画は、2013年9月「アメリカーナ・オナーズ＆アワーズ（Americana Honors & Awards）」授賞式で演奏するロバート・ハンター。そのソングライティングの功績を讃えられ、この年彼は特別功労賞を受賞しました。

ご冥福をお祈りします。