元モービッド・エンジェルのギタリスト、リチャード・ブルーネルが55歳で死去

米デス・メタル・バンドのモービッド・エンジェルで、1985年から1992年までギタリストを務めていたリチャード・ブルーネル（Richard Brunelle）が、9月23日に55歳で亡くなりました。死因は発表されていません。
 
バンドの形成期に在籍していたブルーネルは、1989年のデビュー・アルバム『Altars of Madness』と1991年の『Blessed Are the Sick』に参加していました。その後、1994年と1998年にモービッド・エンジェルに戻り、ライヴ活動を手伝っていましたが、アルバムに参加することはありませんでした。
 
また、2000年代にはドラッグ中毒に陥り、何度も刑務所を出入りしていましたが、去年から音楽的なカムバックを試み、モザイク・コヴェナンツ（Mosaic Covenants）というバンドを結成していました。
 
ブルーネルの訃報を受け、初期のバンド仲間でドラマーのマイク・ブラウニングが、フェイスブックに次の追悼メッセージを発表しています。

「月曜日にリチャード・ブルーネルが他界したことを知り、非常にショックを受けている。現時点では、月曜日に亡くなったこと以外わからないが、彼とは1ヵ月ほど前に話したばかりだった。いつの日か、リチャードとトレイ（現ラインナップのアザトース）と俺で、もう一度だけジャムをしたいと願っていた。たとえそれが俺の家の奥にある部屋であっても、この上ないマジックになっていただろう。何が起こったのか、どうか俺には訊かないでほしい。今の俺には、他の人が知っている事しかわからないから」