モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが77歳で死去

英コメディアン／映画監督／作家／歴史学者で、イギリスの代表的コメディ・グループ、モンティ・パイソンの共同創設メンバーだったテリー・ジョーンズ（Terry Jones）が1月21日、ノース・ロンドンの自宅にて77歳で死去しました。ジョーンズは、2016年にFTD（前頭側頭型認知症）と診断され、失語症を患っていました。
 
ジョーンズの家族が、次の声明を発表しています。

「最愛の夫で父親であったテリー・ジョーンズが他界したことをお知らせすることになり、深い悲しみに包まれています。テリーは1月21日の夜、妻のアンナに見守られながら77歳で息を引き取りましたが、極めて勇敢でありながら常にユーモアを忘れず、認知症の中でも稀なFTDと闘っていました」
 
1942年にウェールズで生まれたジョーンズは、子供時代にイングランドへ移り、英文学とイギリスの歴史を学んでいたオックスフォード大学でコメディ・サークルに所属し、後にモンティ・パイソンのメンバーとなるマイケル・ペイリンと知り合いました。
 
1969年にジョーンズは5人のメンバーと「モンティ・パイソン」を結成し、BBCで1969年から1974年まで放送されたコメディ番組『Monty Python’s Flying Circus（空飛ぶモンティ・パイソン）』を制作、その後もモンティ・パイソンは、ステージ・ショウやミュージカル、本、コメディ・アルバム、映画などを制作しました。
 
またジョーンズは、1975年のコメディ映画『Monty Python and the Holy Grail』で、テリー・ギリアムと共同監督を務め、1979年の『Monty Python’s Life of Brian』と1983年の『Monty Python’s The Meaning of Life（人生狂騒曲）』では、一人で監督を手掛けています。