ゾンビーズのアートワークを手掛けたテリー・カークが79歳で死去

ゾンビーズ1968年のアルバム『Odessey and Oracle』のサイケデリックなアートワークで知られるアーティストのテリー・カーク（Terry Quirk）が6月1日、79歳で亡くなりました。

バンドがフェイスブックで訃報を伝えています。

「ゾンビーズ・ファミリーは、愛すべきテリー・カークの死を心から悲しんでいます。テリーは、イングランド・ソールズベリーの自宅で急逝しました」

1941年に英ハートフォードシャー州セントオールバンズで生まれたカークは、ゾンビーズのシンガー、コリン・ブランストーンとベーシストのクリス・ホワイトが小学生だった頃からの幼馴染で、1967年にはホワイトとキーボーディストのロッド・アージェントと3人で暮らしていました。

バンドからアルバム『Odessey and Oracle』のカヴァー・アートを依頼されたカークは、“Odyssey” のスペルを “Odessey” と間違えましたが、アルバムがリリースされるまでスペルミスに気付かず、カークはそのエピソードで有名になったそうです。

またカークは、児童書の執筆や詩人としても活動し、学校でミュージカルの指導にもあたっていました。

ゾンビーズとの友情は何十年にもわたり、カークは、ゾンビーズ2015年のアルバム『Still Got That Hunger』と、2017年に出版されたメモアール『The Odessey : The Zombies in Words and Images』のカヴァー・アートも手掛けています。