ダニー・コーチマー率いる最強のセッション・ミュージシャン・バンド、新作発売。そしてさらなる新曲のMVも公開!

イミディエイト・ファミリーは、ダニー・コーチマー、ワディ・ワクテル、リーランド・スクラー、ラス・カンケル、スティーヴ・ポステルという最強のセッション・ミュージシャン5人から成るグループ。そんな古強者たちのニュース二題です。

まずは5人のプロフィールを簡単におさらいしておきますと;

ダニー・コーチマー(74歳)は、ギタリスト/プロデューサー/ソングライター/セッション・ミュージシャンとして有名で、ジェイムス・テイラー、ドン・ヘンリー、キャロル・キング、リンダ・ロンシュタット、ジャクソン・ブラウンをはじめとする多くのミュージシャンのコラボレーターとして活躍しています。また70年代からソロでもレコードをリリース、一時期はスロー・リークというブルース・ロック・バンドも組んでいました。
 
ベーシストのリーランド・スクラー(73歳)もセッション・プレイヤーとして有名で、クロスビー・スティルス&ナッシュや、フィル・コリンズ、ホール&オーツ、ドリー・パートンらの作品を含め、これまで2,000枚以上のアルバムで演奏。
 
ドラマーのラス・カンケル(71歳)は、カーリー・サイモン、ダン・フォーゲルバーグ、ジョニ・ミッチェル、ボブ・シーガー&ザ・シルヴァー・バレット・バンドをはじめ、数えきれないほどのアーティストのレコーディングに参加しています。
 
なお、コーチマー、スクラー、カンケルの3人は、70年代初期に「ザ・セクション」を結成し、ジェイムス・テイラーを始めとする大物シンガー・ソングライターやソロ・アーティストのバック・バンドとして活躍していました。
 
マルチ・プレーヤーで作曲家/プロデューサーでもあるワディ・ワクテル(73歳)は、故ウォーレン・ジヴォンのプロデューサーを務め、キース・リチャーズ、ジャクソン・ブラウン、ジェイムス・テイラー、スティーヴィー・ニックス等から才能を高く評価され、数多くのアーティストのツアーやレコーディングに参加しました。自らのバンド、ローニン(浪人)も良く知られています。
 
ギタリストのスティーヴ・ポステルは、シンガー/ソングライター/作曲家/プロデューサーとしてとしても活躍するセッション・ミュージシャンで、2019年にリリースしたソロ・アルバムには、上記のバンド・メンバーのほか、ポステルが過去に共演したジェニファー・ウォーンズ、ジョン・オーツ、デヴィッド・クロスビー、エリック・ジョンソンなど、多数のアーティストが参加しています。

ということで、そんな彼らの、まずはニュースその1。当初彼らはダニー・コーチマー&イミディエイト・ファミリーと名乗り、2018年に最初のアルバム『Honey Don’t Leave LA』をリリースしていました。2018、19年と連続して来日公演も行ない大盛況(2018年の来日公演はライヴ盤としても発売されています)。──それから2年、グループ名をシンプルに「イミディエイト・ファミリー」と改め、ニュー・アルバムの登場です。6月24日に国内盤としても発売に。

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〈以下メイカー・インフォメーションより〉

2018年5月にダニー・コーチマー&イミディエイト・ファミリーとして、38年ぶりにスタジオに集ったアメリカのポップス界を代表するセッション・ミュージシャン達──ダニー・コーチマー、リーランド・スクラー、ラス・カンケル、ワディ・ワクテル、スティーヴ・ポステルの5人が『Honey Don’t Leave LA』をリリース。その懐かしくも新鮮で、近年の他の作品には欠如してしまっていた本物の「グルーヴ」を思い出させてくれ、ファンを驚嘆させた。その興奮冷めやらぬ中、2年が経った今回は、グループ名を「イミディエイト・ファミリー」と改名。一つのバンドとしてツアーやリハーサルを重ねて来た5人が、更にタイトでパワーアップし、ロック・バンド究極のアルバムを作り上げた! これこそが、本物のロック・アルバムだ!

前回のスタジオ・アルバム『Honey Don’t Leave LA』は、ダニー・コーチマーのヒット作品のセルフカヴァー的なアルバムだったが、本作収録の12曲は全て彼らのオリジナル曲である。「Slippin’ And Slidin’」と「House Will Fall」は2018年12月リリースの『Live In Japan』にも収録されていたり、「Divorced」と「Time To Come Clean」の2曲は、昨年2019年のジャパン・ツアーの時にセットによっては披露していたが、今回が初のリリースである。本作は、とにかく、バンドとしての一体感が凄い!

スタジオは、前作同様にジャクソン・ブラウンの好意により、彼所有のグルーヴ・マスターズ・スタジオ(Groove Masters Studio)で行なわれ、ベーシック・トラックの収録はわずか三日間で全12曲が録られた。今回も、5人全員が一つのスタジオにて、しかも、前回は多少使われた衝立等のセパレーションも全く使わずに行なわれた。こんな方法でのレコーディングは、彼ら5人だからなし得ることだろう。それ故に、本作は、現在、世界の何処にも存在しないと言い切れる「バンド」サウンドの究極の形だ。これこそが「グルーヴ」だと教えてくれる作品となった。


1.Can’t Stop Progress
2.Slippin’ And Slidin’
3.House Will Fall
4.Damage
5.Divorced
6.Thing Of The Past
7.Fair Warning
8.ThingsTo Do In Denver When You’re Dead
9.Everything That’s Broken
10.Not Made That Way
11.Time To Come Clean
12.Tun It Up To 10

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そしてニュースその2。イミディエイト・ファミリーは、ヴァーチャル・セッションによる新曲「Cruel Twist」のミュージック・ビデオを公開しました。この曲は『ターン・イット・アップ・トゥ・テン』には収録されておらず、10月に発売予定のEPに収録される予定となっています。

以下「Cruel Twist」の他、関連動画とともにEPの方にもご期待ください。

 

The Immediate Family - Cruel Twist (Official Video)

The Immediate Family - EPK
 
The Immediate Family
Lawyers, Guns & Money
Iridium, NYC - 11.26.18
 
All She Wants To Do Is Dance
The Immediate Family
Vancouver Island Musicfest 2019
 
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