多数の大物ミュージシャンがライヴ会場への支援を求める公開書簡に署名

ジョニ・ミッチェル、ウィリー・ネルソン、レディー・ガガ、ニール・ヤングをはじめとする数多くの大物ミュージシャン/バンドが、新型コロナ感染拡大の影響で閉鎖されているライヴ会場を救うため、アメリカ連邦議会へ支援を求める “National Independent Venue Association(NIVA=米・独立系ライヴ会場を維持するための協会)” の公開書簡に署名しました。
 
この手紙は、コンサートやライヴ・イベントがすぐには通常スケジュールに戻れないことが明らかになったことを受け、NIVAがスタートさせたキャンペーン “Save Our Stages” の一環として議会へ送られます。
 
公開書簡には次のように綴られています。

「インディペンデント系の会場は、アーティストに最初のチャンスを与え、大半のアーティストが初めて演奏を行なう場所です。これらの会場は真っ先に閉鎖されましたが、再開するのは一番後になるでしょう。収益がないにもかかわらず、賃借料や公共料金、税金、保険料などの高額な経費がかかるため、閉鎖が半年間続き、連邦政府からの支援がなければ、会場の90%が再開不能になると言われています。これらの会場が永遠に閉鎖すれば、アメリカ中の市や町は、地域の文化とエンターテイメントの中心地を失うだけでなく、周辺ビジネスの経済再生を推進する原動力も失うことになります」

「我々アメリカ人が、ジャズ、カントリー、ロックンロール、ブルーグラス、ヒップホップ、メタル、ブルース、R&Bを世界に広めたことを忘れないでください。エンターテインメントはアメリカ最大の経済輸出であり、アメリカ人アーティストが作曲しプロデュースした楽曲が、地球上のあらゆる場所で歌われているのです」

「会場が安全な場所になり、我々とファンを歓迎する時が来ましたら、NIVAからのリクエストを支援してください。音楽業界の収益構造において重要な役割を果たすライヴ会場の破綻は壊滅的なものとなります」
 
この手紙には、自らの音楽キャリアを実際に小さなクラブやコンサート会場でスタートさせたアーティストらが署名し、ジョニ・ミッチェル、デイヴ・グロール、ビリー・アイリッシュ、ウィリー・ネルソン、レディー・ガガ、メイヴィス・ステイプルズ、ニール・ヤング、コールドプレイ、ゲイリー・クラーク・ジュニア、ブリタニー・ハワード、オジー・オズボーン、カマシ・ワシントン、トレント・レズナー、ジョーン・バエズ、パティ・スミスを含め、数多くのアーティストが名を連ねています。
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