エラ・フィッツジェラルド、幻の未公開音源『エラ~ザ・ロスト・ベルリン・テープ』発売!

pic : Rolf Ambor

エラ・フィッツジェラルド、ベルリン三部作完結となる幻の未公開音源『エラ~ザ・ロスト・ベルリン・テープ』が発売になりました。さらに過去のベルリン公演から名演をセレクトしたデジタルEPも公開されています。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

“ザ・ファースト・レディ・オブ・ソング” や “ジャズの女王” との異名を持つ、エラ・フィッツジェラルドの完全未公開ライヴ・アルバム『エラ~ザ・ロスト・ベルリン・テープ』が、10月2日発売となった。また本作のリリースを記念して、過去のベルリン公演からエラ・フィッツジェラルドの名演をピックアップしたデジタルEPが2本公開された。

エラ・フィッツジェラルドは彼女がキャリア全盛期を迎えていた1960年から3年連続でベルリンを訪れており、1960年に録音されてすぐにリリースされ大ヒットを記録したグラミー賞受賞作品『マック・ザ・ナイフ~エラ・イン・ベルリン』(1999年には、アメリカのナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスとグラミー賞の殿堂入りを同時に果たし、音楽史上「最も有名なライヴ盤」と呼ばれるモンスター・アルバム)は名盤として有名で、後に1961年公演の音源も発掘されており、1991年に『エラ・リターンズ・トゥ・ベルリン』としてリリースされて以降多くのファンに愛されている。そして、ついに、この度最後の音源となる1962年のものがヴァーヴの創設者であるノーマン・グランツのコレクションの中から発掘され、リリースされるに至った。

前述の3作を通して、名曲「マック・ザ・ナイフ」などの聞き比べも楽しいが、それぞれの公演で披露されるレパートリーは大きく異なっており、それもベルリン音源の魅力の一つだ。そして、今回のリリースを記念して、ベルリンの他公演と共に本アルバムを楽しめるよう、過去のアルバムの中でも名演と名高い楽曲がセレクトされたヴァーヴによるデジタルEP「Macky's Back In Town(マッキーズ・バック・イン・タウン)」と「Love In Berlin(ラヴ・イン・ベルリン)」が公開となった。
 

デジタルEP・視聴購入はこちら。

Macky's Back In Town

Love In Berlin


なお、本作の発売を記念し当時エラが在籍していたヴァーヴに残した名盤から選りすぐりの10枚が10月7日にリイシューされる。ぜひ、これを機会に「ジャズの女王」の名パフォーマンスに浸っていただきたい。

エラ・フィッツジェラルド『エラ ~ザ・ロスト・ベルリン・テープ』  
・パーソネル : エラ・フィッツジェラルド(vo)、ポール・スミス(p)、ウィルフレッド・ミドルブルックス(b)、スタン・リーヴィー(ds)
《1962年3月 ベルリン・スポーツ宮殿にて録音》


1. チーク・トゥ・チーク / Cheek To Cheek
2. マイ・カインド・オブ・ボーイ / My Kind Of Boy
3. クライ・ミー・ア・リヴァー / Cry Me A River
4. アイ・ウォント・ダンス / I Won’t Dance
5. サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー / Someone To Watch Over Me
6. ジャージー・バウンス/ Jersey Bounce
7. エンジェル・アイズ / Angel Eyes
8. クラップ・ハンズ・ヒア・カムズ・チャ-リー / Clap Hands, Here Comes Charlie
9. 恋のチャンス / Taking A Chance On Love
10. セ・マニフィーク / C’est Magnifique
11. グッド・モーニング・ハートエイク / Good Morning Heartache
12. ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー / Hallelujah, I Love Him So
13. ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー(リプライズ) / Hallelujah, I Love Him So (Reprise)
14. サマータイム/ Summertime
15. ミスター・パガニーニ / Mr. Paganini
16. マック・ザ・ナイフ / Mack The Knife 
17. ウィー・ベイビー・ブルース / Wee Baby Blues

■エラ・フィッツジェラルド リンク
公式サイト
本国公式サイト
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